介護の仕事では、利用者のプライバシーに関して守秘義務が重要です。


しかしそれとは別に、介護施設側の情報を利用者とその家族に秘密にしたがる風潮があります。


法人に新施設が出来るとか、施設長が変わるとか、職員が異動するとか、いずれは伝えねばならない事柄も、情報解禁まではスットボケるよう箝口令が敷かれたりします。


なぜ秘密にしなければならないのか、ちゃんと説明できる職員はいるのだろうか?と疑問に思う局面です。


新施設計画の場合は、告知しておいて途中でポシャったら恥ずかしいなどの理由が考えられます。しかし、情報を漏らした人に目くじらを立てるほどの機密事項とは思えません。


挙げ句の果てに告知が遅くなり、施設長が変わることを直前になって利用者や家族が風の噂で知り困惑する、などという御粗末な事態も現に発生しています。


介護施設は諜報機関ではないので、スパイごっこみたいな秘密主義は必要ないでしょう。