心に注目して映画を観たら
なにが見えてくるかな?
Presented by やまなか たかえ
けあトーク 心理カウンセラー
ライダーズ・オブ・ジャスティス
ライダーズオブジャスティス - 検索 画像 (bing.com)
STORY ストーリー
舞台はデンマーク。
軍人である父親は、海外に派兵されていた。
妻と10代の娘は、寂しいながらも平穏に暮らしていた。
ある時、父親の海外駐在期間が延長との知らせを受けた。
落胆した母子は、街へ気晴らしに出かけた。
帰途、電車の事故に巻き込まれ、母が亡くなった。
父親は国に戻り、娘と暮らし始めたが、お互いに妻(母)を失った怒りと悲しみを抱え、関係はギクシャクしていた。
そんな折、事故に巻き込まれた乗客の一人が父親を訪れ、事故ではなくギャングによる故殺であることを告げた。
この乗客はアナリストで、あらゆる数字の分析・研究を専門としており、事故の不信点を見つけたのである。
父親はアナリストの言葉を信じ、彼の友人らと共に、事故の容疑者に復讐を果たすべく計画し始めたのだが…。
POINT 心理学ポイント
喪失
愛する者を失った時、その事実は受け入れがたいものです…。
人によっては、数年~数十年かかることもあるでしょう。
死を受け容れて乗り越えるまでに、心の中では動きがあります。
その動きは、5段階のプロセスとして定義されています。
エリザベス・キューブラー=ロス「死の受容の5つのプロセス」➤
①否認
「まさか…死ぬはずがない!」
②怒り
「どうして死ななきゃいけないんだ!」
③取引
「言う事を聞くから…死なないで」
④抑うつ
「やる気がない…楽しくない…」
⑤受容
「もう居ないんだ…思い出を胸に生きていくよ」
喪失による気分の落ち込みや、食欲がない、やる気が出ない等の「抑うつ症状」は、うつ病ではありません。
喪失体験の処理過程で生じる通常の反応です。
乗り越えるために必要な時間は、人それぞれです。
つらい体験と向き合うと、苦しみが浮き彫りになって余計につらくなる…だから避けたい。
そういった気持ちもありますよね…。
でも、この段階で、親族や友人など第三者と話し、自分の中の感情と向き合うように努めることが重要になります。
避けたり、長引かせたりすると、これをきっかけにうつ病に発展する場合もあります。
できるだけ、「心の整理」を優先しましょう。
どこで話したらいいかわからない場合、
まずは、グリーフカウンセリング(喪失専門のセラピー)をおすすめします。
心理学が盛りだくさん
「本作のテーマは心理カウンセリングかな?」と思うくらい、カウンセリング要素がほぼ全編に組み込まれています。
RECOMMEND おすすめ!
面白い
テーマはシリアスで、北欧的な映像の重厚感はありますが、コメディ的に面白いです!
ユーモアが散りばめられていて「クスっ」としながら観れます。
俳優「マッツ・ミケルセン」
米ドラマシリーズ「ハンニバル」で、怪しいハンニバル・レクター博士を演じきったデンマークの俳優です。
体操選手/ダンサー出身で、しなやかな肉体美と妖しいお顔立ちが魅力です。
メジャーな出演作は、「007カジノロワイヤル」「ドクターストレンジ」「ファンタスティックビースト」などがあります。
妖しくて怪しくて神経質で繊細で優雅でクラッシーなイメージだったのですが、
本作では、坊主頭に髭モジャ、分厚い肉体で、暴力的な軍人役を演じています。
武骨感もあり、どこか品もあり
思春期の娘との生活で現実感も漂うマッツミケルセンです
映画好き心理カウンセラー
好きな俳優は、ジョニーデップ、サイモンベイカー、ジュードロウ、そしてマッツミケルセン
けあトーク 自己肯定感と自己受容のカウンセリング(対面・オンライン・電話)所沢・東村山周辺|けあトーク (caretalk.online)
やまなか たかえ
依存症・摂食障害・神経症…他を克服して心理カウンセラーとして活動中