に注目して映画を観たら

なにが見えてくるかな?

 

Presented by やまなか たかえ

けあトーク 心理カウンセラー

 

 

 TODAY'S
 
チャーリーとチョコレート工場

 

チャーリーとチョコレート工場 - 検索 画像 (bing.com)

 

 

  STORY ストーリー

 

貧しいけど心優しい男の子(チャーリー)と、風変わりな男(ウィリー・ウォンカ)の成長を描いた物語。

 

ウォンカは、世界一のチョコレートを作る「チョコの魔術師」。

しかし、彼のチョコレート工場は謎に包まれていて、従業員が出入りするところを誰も見たことがなかった。

 

ある時、ウォンカは、子供達を工場に招待することにした。

招待されたのは、板チョコに隠された「金のチケット」を当てた者で、世界中でたったの5人だけ。

さらに、5人のうちの一人には「特別賞」が用意されていた。

 

選ばれた子供達は興味津々で工場をまわった。

ところが、不思議なことに、一人 また一人と脱落していった…。

 

工場内では、一体、なにが起きているのか?

ウォンカの真の狙いとは?

 

 

  POINT 心理学ポイント

 

愛と思いやり、心の豊かさ

招待された子供たちは、利己的な子ばかりでした。

 

●食いしん坊で「俺様気質」

●わがままで強欲

●野心家で「勝者or敗者」が全て

●計算的・暴力的で心ないゲーマー

 

彼らは、自分の「心の醜さ」が仇となって脱落していくという(自業自得な)筋書きです。

 

それに対してチャーリーは、貧しいけれども家族の愛に恵まれ、心はとっても豊かでした。

豊かな心を持っている者が、優勝者となって豪華賞品が与えられ、その後の人生も好転していく筋書きでした。

 

 

自分に降りかかる不幸が、すべて自分のせいというわけではありません。

その中には、他者や環境など、自分の影響力が及ばない部分もあるかもしれません。

 

ですが、今の状態を打開したい時、まずできることは自分自身を見直すことです。

なぜなら、自分自身の心の在り様で、物事の受け止め方を変えることができるからです。

 

 

 

向き合う(カウンセリング)

ウォンカは、歯医者の息子です。

父親は厳しくて、幼少期にチョコやキャンディーは禁止されていました。

ウォンカにとって、父は怖くて邪魔な存在でした。

いつもウォンカの意思に反対する「両親」に、ウォンカは苦手意識を持つようになりました。

 

でも本当は、愛してほしいし、認めてほしかったのです。

そのため、風変わりな(ひねくれた)大人に育ちました。

 

そんな大人が、チャーリー少年と出会いました。

 

家族の愛を知らないウォンカと、

家族の愛しか持たないチャーリー。

 

少年と出逢い、ウォンカは自信が持てなくなりました。

その原因を、ウォンカは寝椅子で自分自身と向き合いながら探っていきました。

★寝椅子は、フロイトが精神分析療法で用いた手法です

 

ウォンカは、自分に欠けているものに気づきました。

 

それは、父親から愛されている感覚(受容)でした。

 

ウォンカ(W)は、父親と向き合うことをチャーリー(C)から勧められました。

C: 愛してるから心配なのさ。聞いてみれば?

 

W: 誰に?僕の父親?嫌だね。一人じゃ無理。

 

C: 僕も行こうか?

 

ウォンカは、独りじゃありませんでした。チャーリーがついていました。

父親と向き合った結果、ウォンカは父親の愛情を受け取ることができて、「親」という課題を克服することができました。

 

 

独りでは向き合えなくても、ウォンカのように心の支えがあればできるかもしれないですね。

 

 

【つらい…のカウンセリング的対処法】

 

自分自身と向き合い、課題を明確にします。

 

原因がわかったら、その原因にも向き合います。

 

原因が「人」の場合、一筋縄ではいかないかもしれません。その人には、その人が歩んできた人生もあるからです。

それでも、自分が納得いくまで、何度でも向き合います。

 

相手と向き合う機会があることは、幸いなことです。

「向き合う=前へ進む可能性」なのです。

 

 

「親と向き合って、愛されていないことを知るのが怖い…」

 

➤親が、愛の表し方を知らない場合が大いにあります。

親自身が愛を経験したことがない(知らない)と、表現することはできません。この場合、親の言動の表面だけを受け取らないことです。

 

➤親が冷たい場合もあるかもしれません。

相手が「親」という立場だからといって、相性が合う保証はないのです。

たしかに、親の影響力は大きいですが、それが全てではないはずです。人生のなかで、親以外にも関わった人はいるでしょう。その中には、親以上にあなたを想ってくれている人もいるかもしれません。そういう事実も見つけましょう。

 

もしいなければ、まだ出逢っていないだけかもしれません。

世界は、もっともっと広いのです。

 

 

 

  RECOMMEND おすすめ!

 

メッセージがわかりやすい

一目瞭然といった感じで受け取れるので、情操教育向き(目的に応える作品)かなと思いました。

 

 

程よい「温度感」

さりげないコメディタッチが「クスッ」ときます。

ジョニー・デップという俳優が、作品の方向性を決めている(明瞭にしている)のかな?と思いました。

シリアス過ぎず、軽すぎず、程よい温度感で観れます。

 

(ジョニデは、特殊メイク系作品が多いです。ファンタジー作品を、ただの幻想に留めない程度に「現実還元」してくれる、絶妙な存在感があります)

 

 

  映画好き心理カウンセラー

 

私の克服方法も、対峙(向き合う)でした。

 

けあトーク 不安カウンセリング(対面・オンライン・電話)所沢・東村山周辺|けあトーク (caretalk.online)

 

 

やまなか たかえ

依存症・摂食障害・神経症・他…克服して心理カウンセラーとして活動中

プロフィール➤