アショカサポートネットワーク グローバルサミット
川添@ロンドンです。
今朝は、早朝から、Hammersmith駅に移動。
マギーズセンターを見学するためだ。
http://www.maggiescentres.org/london/introduction
イギリスは200万人以上が,がんとともに生きている。患者数は毎年30万人ずつ増えているが、医者ががん患者
にかけられる診療の時間はひとりあたり7分と言われている。
1988年,病院で乳がんを宣告された女性がいた。ランドスケープデザイナーのマギー・ジェンクス。大きな不安
に襲われ,患者の気持ちを受けとめる場所をつくる必要がある,とマギーは考えた。
「死の恐怖の中にあっても生きる喜びを失わないこと」。
これがセンターのミッション。
そのために,適切な情報の提供,社会的なケア,感情面のサポート,金銭面や栄養面のケアなどを行う。
患者だけでなく,家族や友人も利用することができる。
そして、僕のような人間も気軽に利用できる。
朝の交通渋滞をよそ目に、マギーズセンターがある病院の敷地に向かうと、何やら、オレンジ色のおしゃれな建物が見えてきた。
入口はあいていて、受付もなく、入ってみると、私服の女性が、どうぞ、と。
キッチンでは、セルフで、コーヒーやティー、ジュースなどを自由に頂くことができる。トイレのサインなどはなく、友人の家に遊びに来たような雰囲気だ。それでいて、美術館のようなおしゃれさと、教会のような厳かさがあった。
個別相談が出来る部屋や大勢で話せる部屋、調べ物をする小さな図書室、ネット検索できるPCなどがあった。
10名くらいの利用者が朝から来ていて、ハグしながら、おしゃべりしていた。
半日くらい寛ぎたかったが、あっという間に20分が過ぎ、アショカサミットに参加するため、Waterloo駅のCoin Street Neighbourhood Centreに向かった。
再開発されたおしゃれなエリアにセンターはあった。
センターの入口には、アショカのロゴの入ったエコバックを持った人がちらほら。
メキシコ、アメリカ、UK、インド、南アフリカ、デンマーク、スイス、ケニア、マレーシア、日本など様々な国から参加者が集まっていた。
セッション、フィールドワーク、UKの方のお宅でのディナー、様々な出会いがあった。
フィールドワークでは、ロンドンの小学校にマイクロバスで移動して、Roots of empathyの幼児の行動から
Empathyの力を高めるプログラムに参加もした。
www.rootsofempathy.org/
Patients know bestのCEOのMuhammadさんとは特に話が盛り上がった。
http://www.patientsknowbest.com/
そして、ぎゅうぎゅうのスケジュールの最後は、10チームほどに分かれて、ロンドンにお住まいのアショカサポートネットワークの方々の家でディナーを頂いた。
初めて会った人たちを10人以上も受け入れてくれる、懐の広さ、家の広さに驚いた。アショカファミリーの信頼を感じた。変な人がいたら、入れたくないでしょうから。
手料理に癒され、お酒を飲みながらではあったが、手短なプレゼンをさせてもらい、真面目な語りの会となった。
帰路は、タクシーに乗って、ロンドンに住んでいた方にナビゲートして頂きながらのプチ観光だった。
去年はマイアミ、来年はパリのアショカサポートネットワーク(フェローやスタッフではなく、個人で応援する方たちのネットワーク)のグローバルサミット。そして、このネットワークが今後数千人規模にまで増える事業計画。既に、今後のネットワークの拡がりが楽しみになってきた。
東京は朝ですね。
良い一日を。
(ロンドンは夜なので寝ます)