生活習慣病の大衆化現象? | ワンコイン健診「ケアプロ」川添高志のブログ

生活習慣病の大衆化現象?

2006年(平成18年)の死因の割合を見ると、
がん、心臓病、脳血管疾患の3大死因で58.2%を占めています。

心臓病と脳血管疾患のような主要な死因の下地になる病気は、
糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症です。

2002年(平成14年)の調査では、
人口のほぼ半分に相当する47%がこの三つのいずれかに該当。
(しかも年を取ったら殆どの人が該当)

生活習慣病=国民病といってもいい。

しかし、入院してきた患者さんから次のような声を聞きました。
「普通の生活をしていただけなのに自分が病気になると思わなかった」
「快食快眠快便で、今も症状なんてないのに入院しろってさ」

恐い、と思いました。
これほどまでに生活習慣病が蔓延しているものの
自分たちが生活習慣病になりやすい環境にいても
周りの人と同じ生活を送っているし、
自分も大丈夫だろう~という楽観的な考えが
大衆化されているのではないでしょうか?