先日私の住む札幌に例年では年に1,2度程度しか見ない様な大雪が降りました、

こちらに掲載しているレストア記事とは時間差が有るのでレストアに実質的な影響は

ありませんでしたが、実時間では既にレストアに必用な屋外水栓も凍結防止の為落として

在ったりして作業の難しい季節に入ってきています。

その時の写真です、 屋外の玄関につづく階段は完全に雪に埋もれてスロープになって

仕舞いました。  幸い、我が家では2010年代初頭から除雪機を導入しているので

除雪作業には然程の問題はありません。 発表では55cmの積雪だったそうです。

それにしても、前日まで雪の全くない状態から突然の根雪(寝雪)状態に突入してしまうのは

やっぱり異常な気がします。

 

 

さて、こちらさかのぼる事半月程、 タンクの錆取作業に取り掛かります

今回は知り合いのサンドブラスターを借りに行くのは止めて、 

世のレストアを志す、お父さん、お母さんの為に身近な装備で作業を進めて行きます。

---タンク外装は写真では軽微に見えていた錆はかなりの物で外装が塗装の下まで

入り込んでかなりガサガサになっています、もっと激しいのは内部で、

8割方、花咲かGでの処理作業中に穴が開くであろうことが判る状態です。

CaloriFixL51のタンクに近い状態です。

 

 

母親の使う漬物用の樽を拝借しまして・・・・

 

 

こんな感じに溶液に沈めて待ちます。 今回は15倍希釈液を使用しています。

 

今回メインに使うのはタイトルにもある”花咲かGタンククリーナー”

もう私のブログではお馴染みですが、案件でもありませんし、御礼に20L入りポリタンクを

贈呈してもらった訳でもありません、地道にチマチマと近所のバイク屋さんで購入している

のです!! 宣伝し過ぎなので名前を伏せようかとも思いましたが、同作用の同じ様な製品

が某モノタロウで半値で販売されていますが作用具合が全く違うのであえて

名前を出しています。 本家には何か秘密が有るようです。

 

こちら漬け込んでから4日目、外装の錆は溶けて居ますが弊害として外装塗装の

下に入り込んだ錆が溶ける事でオリジナルの塗装は剥がれて来てしまいました、

CalorifixL51の時の様にしっかりした塗膜であれば本来花咲かGは無反応ですが

こういった浮いた塗装は剥がれてしまいます。  

私見ですが、PODの塗装はCalorifixに比べ塗膜も薄く乗りも良くないようです。

 

綺麗に見える底の塗装も浮いているので簡単にブラシで擦ると取れてきます、

その下からは恐ろしい事に錆が顔を出します・・・。

表面塗装がガードして錆が溶けて居ない部分が多いのでいったん塗装を除去します、

 

そうしたらもう一度花咲かG溶液に差し戻しです。

その横の入れ物は・・・

 

入っているのはこちらの外筒フレーム下部の枠です

雨水の侵入等で特に錆の激しい部分でした、一部は既に錆の浸食で鋼鈑が痩せている程

の状態です。

 

こちら4日後の状態、かなりいい感じに錆は溶けて居ます。

同じく塗装の下に入り込んだ錆が溶けて居ない所が有るので剥がして行きます、

 

細かい入り隅にもブラシが届く様にこんな物をドリルに付けて使ってみます。

 

そうしたら、また花咲かGに差し戻します、 もう2,3日で完全に綺麗になるでしょう。

 

同時に漬けて置いた覗き窓枠はメッキ層は傷めずに錆だけ綺麗に除去できました。

 

ギャラリーも入れておきましたが、煤や燃焼タールも取れています。

時間だけ多めにかかりはしますが花咲かGの優秀さが良く判ります

即日に仕上げなければならない様な場合をのぞいて、我々趣味人には持って来いですね。

 

 

覗き窓のマイカの復活チャレンジをしてみましたが100点満点で60点くらいの完成度でした、

今回は諦める事にしました。

 

つづく