毎年この時期は時間の都合が付けばかなりの割合でストーブ弄りをしています。

そろそろ家族の目が気になる頃です・・。   

そんな時の”家族の冷たい目回避術”をお知らせしましょう。

まずは、ストーブの有用性を日頃から力説して置くのはもとより、実際に

暖かなストーブを室内(それも出来るだけ温まり難い部屋や廊下)に持ち込み

最高出力で短時間で温めて見せたりします。 それから、ストーブは常に灯油の

補給等を怠りなくして家族にはメンテナンスをさせないようにします、

そうして見せかけのメンテナンスフリーを構築します。 さらには災害のニュース

等の話題が家族間に上ったら電力などを使用しないストーブを必ず関連付けて

話題に載せるようにします。  そうするうちに家族の頭の中には

レトロストーブ→有用→手間いらず→とても役に立つ→生活には欠かせない→

ストーブレストアは良い事→レストアをする人はご苦労様でとても良い人

の図式が出来上がってきます。    

                     別の言葉で”洗脳”とも言います。

 

 寒い日々が続く北海道、そろそろガレージのレストア作業も厳しくなってきます。

それでもガレージに隣接する水道が使えるうちはレストアを続けるのが通例です。

もう少し寒くなると抜水した水道が使えなくなるので、そうなってしまうと作業も滞り勝ちに

なってきます。 いろいろな道具や部品を水洗いする機会が結構あるので水無しでは

難しい側面もあるのです。

もう少しの間ですが休日はそんなことをして楽しみましょうか。

 

前回のフォーミュラ、実際にお役に立ったかどうかは神のみぞ知るといったところでしょうか。

スモークグレー50g ホワイト20g 緑7g 黄色9g アラジン黄金比率とでも呼びましょうか?

 

寒いガレージでは塗料が硬化するのにも時間が掛かります、

4日程乾燥を待ちました、というか、実際は時間が取れずに4日放置したのですが。

 

読者が一番気になる色味の確認をして行きます。

まずはタンクフレームから。

艶も出ていい感じになっています。心配なのは塗料は乾燥するとやや濃い色に変異すること

ですがその影響は出ているでしょうか? 塗装段階の液体状態では肉眼で色の違いは

自分には判らないレベルでした。

 

フレームを取り付けてみます、緊張の瞬間ですね。

ジャッジは皆さんにお任せします。

当事者の私は微妙な色違いもすでに脳が認識しなくなっている可能性がありますからww

 

この様な具合で、私は100点を出しました。  あの酷かった錆をスルーすることなく

こだわって仕上げた甲斐がありました。

 

アラジンはタンク部分と琺瑯部分は若干ですが色の違いがあります、

塗料はタンクに合わせていますので琺瑯の外筒から見ると少しだけ黄色が足りません、

この部分は80点程度でしょうか? おそらくもう1g黄色を足すと完璧に同じ色になります。

それでもほとんど見分けの付かないレベルになったのではないでしょうか。

 

それではタンク部分から組み立てて行きます、

かれこれ分解から3シーズン目にやっと組み立て出来る運びとなりました。

長く放置したのでタンク表面のくすみを軽く磨きなおしてお置きます。

使うのはいつものブルーマジックです

タンクの底も見えない部分ですが艶が出るまで磨きます、

フレームには緩く載せておきます、 アラジンは外筒を組んだ時にタンク位置を微調整する

のでこの段階できつく締めてもあまり意味がありません。

燃料ゲージをはめ込みます、 惜しむらくはアクリルの下側の塗料がオレンジに変色している

所ですが、まあ、これはこれで良しとしましょう。

 

燃料キャップはつるりと磨くと輝いてくれます、

内炎筒の底には忘れずに整流板を取り付けておきます、

これでタンク側は完成です。   当日はここで時間切れでした。

フレーム色とタンク色が違和感なく溶け込んでいるのが良いです、非常に満足しています。

 

つづきます。