昨年の暮れに記録を書き始めた頃から比べると最近ではアクセス数もかなり

伸びるようになりましたが、はたしてそれほど見る内容のあるブログではありません。

単純に作業の進み具合を記録しているだけで、肝心の参考諸元が不足しています、

どの様な工具を使ったか、どんな薬剤を使ったか、その工程はなど、もっと本来なら

このブログを参考にしてくださる方に有益な情報を乗せるべきです。 反省していますが

初老の私にはうまく段取りしてシステマチックに記録を表記するような技量に欠けます

出来るだけこれからの記事にはそういった情報を乗せてゆきたいです。(心意気だけでも・・)

 

関西方面のストーブ仲間、AGIPと物々交換にアラジン16型の程度の良い物を渡して

ありましたがそれがそろそろ仕上がるのだそうです。 当人はもっぱらストーブは実用派で

私の様に面食いなところは少なく、やれて居てもそれも味と割り切って使うタイプらしいです。

自動車関連のブログつながりの知り合い等はオフ会等でお会いすることもありますが

流石にストーブの知り合いにはお会いしたことはありません。 勝手に同じ位の年齢で

同じような家族構成で・・等と思い込んでいますが意外と若い人だったりするのかなと

思ってみたりもします。 そう、そんな若い世代が最近は増えているみたいです。

 

さて、こちら残念な状態の15型フレーム、 

花咲かGの効力切れの為巧く錆を落とし切れていませんでした。

このままにして目を瞑って作業を進める事も可能でしたがそこは私の悪いところ、

完璧主義が許してくれません・・・。 

 

こちらのブログではほとんどの場合、一般のお父さんお母さんが休日にガレージで出来る

程度の設備と技術を使っての作業を記録しています。大型の機械設備や高価な工具を使用

しての作業等は実際のところ見ていても興味を削がれてしまいます。

私も自動車関連の記事等を読むことがありますが、やれ10tプレスを購入、やれ200V電源

導入 などと言った記事を見ると興ざめします、それは確実に自分の出来る範囲を超えて

しまうので見ていて実感がわかなくなるからです。 工具や設備が不足するならどうやって

出来る範囲で工夫してやろうか、と悩むのもまた一興ですし、ひいては自分もやってみようか

と思うきっかけにもなります。

 

そんな大義名分を言った矢先になんですが・・

とある知り合いのところでサンドブラスターを借りて作業してきましたww

 

簡単ではありませんがやはり細かなところの錆を落としたりするにはこれに勝る

手段はありません。  

小一時間の作業で私を悩ませた錆びを綺麗にすることが出来ました。

錆と表面の塗装は綺麗さっぱりと落とす事が出来ました。

想像とは裏腹にブラスト処理は忍耐と根気の作業でした。

 

タンクフレームも同様に錆を駆逐できました。

フレームには下地としてジンクスプレーを塗布しておきます、

亜鉛塗料は錆の再発を長期にわたって抑えてくれます

 

さて、綺麗に処理したフレームですがいつものアサヒペン、クリエイティブカラーの

ミスティグリーンで塗装してもいいのですが、ここは少しこだわってみます。

この記事の重要ポイントでもあります。

市販の塗料でもっとアラジンの色に近い色目を調色します。

使ったのはニッペの鉄部・建物・トタン用ペイントでどこのホームセンターでも

入手可能です。こちらの01ホワイト、05スモークグレー、07緑、08黄色の

4色を使います、これらの塗料を使って調色するのです。

ベースになるのは05スモークグレー、 フレーム上下を塗るのに十分な量を作ります。

ベースは50gでスタートします。

そこへ、

01ホワイト 20g、

07緑 7g、 

08黄色 9g

を加え、かくはんするとほぼ見分けの付かないアラジン色が出来ます。

㊟重量合計は86gですが試し塗り等で2g減っています

 

 

タンクの底に出来上がった塗料を落として色味の確認をします、

私の目には違いが判らないレベルになりました。

 

*メーカー出荷塗料の色味は微妙に異なる事がありますので内容量の配分は微調整

が必要である事は特記しておきます。ベースのスモークグレーはそのままに白、緑、黄の

色配分を1g程度の割合で調整する必要がある可能性があります。

*アラジンの型式によっても色味が少し変わってくる可能性があります。

 

出来上がった塗料は刷毛塗りでも十分に綺麗に塗装できます、

何より、フレームは1,5cm未満の幅しかありませんので刷毛目は殆ど見えなくなります。

 

先ほどの大義名分からまたしても逸脱しますが今回ネットで最安のスプレーガンを入手

してみました。  個人的にガン塗装は未経験なので”一度やってみたかった”のが本音です。

 

ガン塗装をするためには塗料を薄め液で適宜に希釈する必要がありますが希釈しても

色味は変わりませんでした。

 

さて初めて尽くしのガン塗装はコンプレッサーの圧力の調整、吹き付け距離の調整等

紆余曲折しましたが結果は・・・

ご覧の様に綺麗に塗装できました、

乾燥すると塗料はやや色味が濃くなる傾向があるので乾燥後の変化が

楽しみです。

 

調色の情報はきっと皆さんのお役に立つことでしょう?

 

つづく