外は秋晴れの良いお天気が続いています、

そんな中黙々とガレージにこもって何をやっているのかと家人には思われているようです。

どんなに綺麗な紅葉やおいしい秋の味覚よりも私にはこちらの方が魅力が有ります

完全に他の人の理解できない領域を突き進むのです。

 

2日で取り出す予定でしたが4日経ってしまいました、

はたして中身はどうなっているでしょう、

花咲かG溶液は錆と反応して真っ黒です、中身が見えなくなっています。

 

ハンドルの錆はもうすっかりありません、表面が凸凹で反応溶液の黒色に染まっています、

 

1日では錆がまだ残った状態だった2次燃焼筒はすっかり綺麗になりました、

 

2番目も錆の形跡すらありません

 

一番外側は錆びで地金が出て居たところと、メッキが残っていたらしいところとの境目に

線が入っていますが段付きはありません、錆もほとんど消えかかっています、

 

赤く錆びて居たアラジンで言うと芯外筒に当たる部品も錆びは溶けてなくなっています、

錆痕に反応溶液の黒色が染みています。

 

こんな部品も綺麗になりました。

 

こちらは足の部分、錆は無くなっています、塗装の残りが付着しているので

グラインダーのワイヤーブラシで除去して行きます、

 

軽くブラシに当てて、簡単に磨くだけです、

 

元々密着の良くなかった塗料でしたので直ぐに綺麗になりました。

 

同様にスカートの部品も仕上げます、

 

足はこの様に取付けます、

 

他の部品も軽くブラシ掛けします、錆のあばたの痕に花咲かGの黒い染みが残っている所を

綺麗にしました。

 

こんな部品も処置します、

 

そうしたらスカートと足は亜鉛塗料で下地を作ります、

 

2次燃焼筒は耐熱塗料を薄く塗って置きます、 高温で焼ける部分なので塗料はすぐに

飛んでしまうと思われますが、完成初期の見栄えを重視しました。

 

こんな感じに乾燥を待ちます。

 

さて、その間に燃焼芯を準備します、

こちらの芯は春まで使用していた綿製の物ですが、不純物が多く匂いが出て使用できません

 

サイズは特殊な68mm、 アラジンの75mmやパーフェクションの63mm等とは違い簡単に

入手できるサイズではありません、Calorifix L41と共通ですがそれもレアです。

 

考えた結果、2次燃焼式ですのでアラジンの芯の様に先端を特殊な形状に切り揃える必要も

ない為、今回はガラス芯で自作することにしました。 その方が後々安心でもあります。

 

 

用意したのはToyotomi20号芯です。23号芯はパーフェクションやバーラー等と互換性がある

のでいつも使っていますが20号芯は初めて購入しました。

85mmなので68mmの芯を作成するには十分の大きさです。

 

Calorifix L41の時に調べていますが芯の縫い合わせ糸は普通の木綿糸です、

特別な物を準備する必要はありません。

 

縫い目をほどいて行きます。

そうしたらタンクの内炎筒のに合わせてサイズを調整します、

この時少し大きめに作るのがコツです、ピッタリに作ると経験では縫い合わせ作業などで

どうしても少しサイズが小さく出来上がる傾向にあるので、余裕を持たせる必要があります。

 

計った位置で切断して縫い合わせて行きます、

縫い目の3目前程度から縫い進めるとホツレが無く巧く行きます。

 

どうでしょう、どこが縫い目かわからないですね。

 

早速ホルダーに装着します、  ホルダーは軽く真鍮ブラシで磨いただけで綺麗になりました。

 

タンクに装着してみます、

巧く行きました。 

 

芯外筒的部品を被せて完成です。

 

次回はスカートや足の塗装など、佳境に入ってゆきます。