国が社会保障と税の一体改革について県民の意見を聞く「明日の安心」対話集会が、福井市大手の県繊協ビルで開かれた。参加者約130人を前に改革への理解を求めたが、参加者からは、消費税増税などでさまざまな意見が出された。

川端総務相は、社会保障サービスにかかる公費の負担が大きいことなどをあげ「税制の抜本改革は避けて通れない。消費税5%は全額社会保障の財源にする」と理解を求めた。

西川知事は「地方独自の税制など、その基盤となる国の税制のさまざまな見直し、行革と相俟って日本、地方の安定した展望が開かれる税制が大事」と述べた。

参加者からは「消費税を2,3年上げて無駄を削って止めるなら賛成」「消費税の引き上げは子育て支援を考えると賛成」「無駄を省き行財政改革を」「景気が悪いのに消費税増税するのか」「非正規労働者を減らすべき」「看護、介護職員の増員を」などの意見が出された。

川端総務相は「今まで人口構造の変化と医療費負担増はこれまでにも分かっていたこと。先延ばしにしてきたが待ったなしになった」などと述べた。