今日、実は急遽彼が入院しました。

 

本当は今日から彼の実家に帰省する予定だったのですが、昨日、あまりの背中の痛みに歩けないとなり、帰省日を少し先に延ばし、病院にもう少し強い痛み止めをもらえないか打診したところ、本日受診してお薬を処方してもらうことになったのです。

 

そして、本日午前中から、採血やレントゲンを経てまずは外科の先生の受診。

採血結果は、肺炎によりCRP(体内の炎症等によるタンパク質数)の数値が高く、前回の28.6から24.8と多少下がったものの、まだまだかなり高い数値のため、慎重に帰省するように、とのことでした。

その後今よりも強い痛み止めを処方してもらうため緩和ケアの先生の受診に。

緩和ケアの先生によると、このCRPの数値では、帰省をすることは正直言って死と隣り合わせの状態にある、というようなことをはっきりおっしゃられました。

さらに、入院を勧めるがただ強制は出来ないので、最後の判断は本人による、とのこと。

しばらく無音の時間が過ぎましたが、ようやく彼も入院を決心しました。

そこで、また外科に戻り、入院することを決めたと伝え手続きをしていただきました。

外科の先生は、そこまで酷い状態ではないと思うとのことでしたが、確かに入院した方が良くはなると思う、と。

ただ、入院したからと言って肺炎が治るとは限らないと言われました。。

ただ、緩和ケアの先生には入院だとすると2週間前後になるでしょう、と言われていたのですが、外科の先生より、延期した帰省日の午前中までの入院としましょうと言っていただきました。

彼はそれまで、ずっとうつむき力なく座っていたのですが、帰省を諦めなくても良くなったことにより、少し目に力が戻りました。

でも診察を終えた後彼曰く、もう良くなることがないから、少し無理をしてでも帰省させてくれようとしているのだろうな、と。

実は、私も先生のお話を伺っていて同じようなことを思ってしまいました。

ただ、万が一そうであったとしても、まだまだ覆せると私は考えております。

肺炎が落ち着いて、次の治療である免疫療法に進めれば、必ず状況は変わってくると信じているのです。

そのためには、本来はもう少し長い期間入院をして安静にすることが一番なのは重々承知なのですが、彼のたっての希望で、一度実家に帰りリフレッシュして、その後じっくりと治療に専念するという気持ちを大事にしたいと思います。

 

彼は早速PCR検査をし、着の身着のまま車椅子に乗せられて入院病棟へと向かいました。

 

ちなみに、背中の痛みについて、再度先生方に確認をしたのですが、外科の先生はがんが背骨と隣り合わせの状態にあるため圧迫しての痛みだろうとの診断であったのに対し、緩和ケアの先生は肺炎による痛みであろうとの診断でした。

おそらくどちらの痛みも重なってかなりの痛みが生じているのでしょうか。

 

痛みを除いていただき、きちんと睡眠が取れるようになり、そして肺炎が回復してくれることを期待しております。