大分の先哲に学ぶ~福澤諭吉編~ | キャリアカウンセラー小島健一の「日日草枕」

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今週の月曜日に「朝感ラジオ」でお話した内容です。

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「大分の先哲に学ぶ~福澤諭吉編~」ということでお話していきます。
福澤諭吉と聞いて思い浮かぶものは皆さん何かありますか?

1万円札の肖像のイメージ。
「学問のススメ」を書いた方。
慶応大学の創始者。
中津にゆかりのある方。

このくらいでしょうか。

諭吉は、1834年(天保5年)に生まれて、江戸から明治にかけて、
思想家・教育者・ジャーナリストとして活躍した方で、あまりにも有名です。
はじめは長崎で蘭学を学び、その後、大坂の適塾で緒方洪庵に学び、
江戸に出ます。
そこで、英語の重要性を知って、
蘭学から英語にすぐに切り替える敏感さがあった人です。

「経済」という言葉は福澤諭吉が翻訳し、
他にも、演説、討論、競争、健康という我々が日常使う言葉も、
福澤諭吉の翻訳と言われているんです。


具体的なエピソードで、ビジネスや日常に生かせるものをお伝えします。

諭吉には、一太郎と捨次郎という子供がいて、
それぞれ当時8歳と6歳の2人に「ひびのおしえ」として、
生き方を教えていたんです。
少し長いですが、その一節を紹介します。

「子供とて、いつまでもこどもたるべきにあらず。おひ/\はせいちゃうして一
人前の男となるものなれば、稚きときより、なるたけ人のせわにならぬよふ、自
分にてうがいをし、かほをあらい、きものもひとりにてき、たびもひとりにては
くよふ、そのほかすべて、じぶんにてできることは、じぶんにてするがよし。こ
れを西洋のことばにて、インヂペンデントといふ。インヂペンデントとは、独立
ともうすことなり。どくりつとは、ひとりだちして、他人の世話にならぬことな
り。」
   

「独立自尊」という言葉は福澤諭吉の代名詞ですが、
それを幼いわが子にも教えていたことに驚かされます。
これは、私も高校生や大学生に向けて講演するときに引用するのですが、
結構、少しだけ困っただけでも、人に相談する人、
頼る人が現代は多いように感じます。
なるべく自分自身で解決できるところは解決しないと、
なかなか成長することもありませんので、
ひとりひとりが諭吉の言う“インヂペンデント”を目指すと、
組織も活性化するかもしれませんね。
   
参考文献
「人づくり風土記44巻」農山漁村文化協会 1998.6
「大分県先哲叢書 福澤諭吉 普及版」大分県教育委員会 2002.3

小島健一