「天地人」の原作を書いた火坂雅志の本です。
非常に読み応えのある900ページでした。
上巻は竹中半兵衛を中心に、下巻は黒田官兵衛を中心に展開しますが、
軍師視点で戦国時代を見てみると、「秀吉の心の揺れ具合などは、正にそうだったのかもしれない」
と太閤記などを客観視した感じで楽しめます。
自分自身が、どこかの社長に仕える身であれば、
参謀として機能したいと思うし、
そのトップからの【試され具合】を、きっと苦しい辛いとか思いながら、
楽しむのだろうなあと、自分に置き換えて読み進められました。
印象に残ったのは、山崎の合戦を終えた官兵衛の言葉。
「天より与えられたこの命、燃え尽きる最期の日まで、思いのままに生きて抜いてくれようと思う。長いか短いかの問題ではない。後世に名が残るか、残らぬかの問題でもない。いかに、おのれがおのれらしく、生をまっとうできるかが大事なのだ」(下巻180ページより)
関が原の戦いと時を同じくして、
私の住む別府市で石垣原合戦が行われたことを初めて知りました。
官兵衛、別府に来てたのね。
今度、如水が眠る福岡の崇福寺や十河存保が討ち死にした戸次の古戦場、
あとは福岡城内にも行ったことがないので、訪ねてみます。