旅人が、ある町を通りかかりました。
その町では、新しい教会が建設されているところであり、
建設現場では、三人の石切り職人が働いていました。
その仕事に興味を持った旅人は、一人の石切り職人に聞きました。
「あなたは、何をしているのですか?」
その問いに対して、1人目の石切り職人は、
不愉快そうな表情を浮かべ、ぶっきらぼうに答えました。
「見ればわかるだろ!この石を切るために、
毎日毎日悪戦苦闘しているのさ!大変な仕事でいやになるよ!
教会なんてできても、俺の生活にはまったく関係なし。
日銭をもらったら、とっととうちに帰るさ!」
旅人は、2人目の石切り職人に、同じことを聞きました。
すると、その石切り職人は、こう答えました。
「家族がいるんで養わないといけないんです・・・。
子どもの喜ぶ顔を見るのが生き甲斐なんで。
生活や家族の為に働くって、大変ですよ~」
旅人は、3人目の石切り職人にも、同じことを聞きました。
すると、その石切り職人は、こう答えたのです。
「ええ、今、私は、多くの人々の心の安らぎの場となる素晴らしい教会を造っているのです。
きっと、町中の人々が笑顔で溢れかえる町になりますよ!
観光客もたくさん来るかもしれない。だから私はこの石を丹精込めて切っています」
***
講師業をしていると、こういうお話を高校生に向けてすることが多いので、一部改変して書いて見ました。
バージョンによって、2人のレンガ職人になったり、作っているものがピラミッドだったりします。ピーター・F・ドラッカーの著作にも出てくるようですが、寓話のようです。
要は、仕事に対する【目的意識の差】です。
「なんでこの仕事やってんだろう?」ってのが見えている人と見えていない人では格段の違いが出てきます。
さて。
あなたは何番目の石切り職人になりたいですか??