君、嘲笑うこと勿れ | キャリアカウンセラー小島健一の「日日草枕」

キャリアカウンセラー小島健一の「日日草枕」

美しい人生の旅を一緒に歩みませんか?大分・別府出身のご縁耕しキャリアカウンセラー”こじけん”が、”一隅を照らす”情報を発信。これでココロもカラダもぽっかぽか

「個別の企業説明会に行くとポイントになりますか?」

「合同説明会には何回足を運べばいいですか?」

「他の人はエントリーを何社くらいしていますか?」

「自己分析はどこまでやったらいいですか?」

「企業説明会で質問をしたらポイントは上がりますか?」

「内定はいつ頃出たらいい方ですか?」

「内定を既にもらっている人はいますか?」

「小島さんの言っていることを全てやれば、内定は取れますか?」



全て、最近就職活動中の大学生から私に寄せられている質問です。


大学生の就職支援をしていない方から見ると「大学生のレベルはそこまで落ちたのか!?」と思うでしょうが、就職活動真っ只中にいる人は、不安で不安でたまらないのです。


行動する前、失敗は誰でも怖いのです。
現に、高校や大学でのキャリア形成教育において「ニートやフリーターにはなるな!」と言われているから、尚更です。


大学生以上の世代である私を含む方々も、このような状況になったことがありますか?




例えば重い病気になった時。


「先生、この病気は治るんでしょうか?」

「手術の成功率はいったいどのくらいなんでしょうか?」

「この病気を克服して日常生活を送っている人はどのくらいいるんでしょうか?」

「先生にお任せして大丈夫ですよね?」

「治療をどのくらい続ければ治るんでしょうか?」



明らかに似ています。
だって、経験したことがないんだから不安なのは当たり前です。



就職活動に置き換えた場合、私のカウンセリングでは「じゃあ、あなたはどう思いますか?」という質問を大抵私は行います。
自分の意思がみられない質問は、クライエントの意思が出てくるまで質問を続けます。
そして、クライエントが「じゃあ、エントリーは20社くらいします」と、具体的な数値が見えてきたら「それでいいよ」と答えるようにしています。


大切なのは、混乱して不安な状況下でも、自分はどう思うか、自分はどう決めるか、自分はどんな選択をするか、です。



反対に、私でもよくわからない質問は「よくわからない」と正直に答えます。
病気と違って、就職活動の場合は、行動や経験から疑問点が補完されることが多いので、「私もよくわかんないから、まずあなたが行動を起こそう!死んだりしないから!」と伝えます。



就職活動は、内定を取ることでもなく、エントリーシートをたくさん提出することでもなく、自己分析をたくさんすることでもなく、説明会で質問することでもなく、私は多くの人々に会うことだと思います。
それで、自分自身の2009年4月1日以降の姿が、ぼんやりながらも見えてくると確信しています。



ダイヤモンドがダイヤモンドでしか磨かれないように、
人は人でしか磨かれない。



大学生の就職支援をされている方は、「そんなこともわからないのか?」と決して彼らの気持ちを嘲笑うことなく、不安な気持ちに共感し、励ましてあげてください。
「合同説明会は収穫があまりないので、もう行きません」という学生が多いのも、今年のひとつの傾向です。