香山リカさんの講演を聴いてまいりました! | キャリアカウンセラー小島健一の「日日草枕」

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今日は中津市内であった、精神科医の香山リカさんの講演を聴きに行ってまいりました。

自分自身も振り返る意味で、メモをとった内容を書き込みますのでご参考にしてください。

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日時:2006年4月9日(日)15:30~17:00
於:中津市小幡記念図書館
演題:「いまどきの若者 ~ニート・フリーター・ヒルズ族の心とは~」

・氏は帝塚山大学で教員をしているが、パッと見、元気そうに見える学生でも、1対1で関わる場面では心に闇を抱えていることが多い→大学に赴任したことをきっかけにして、相談に来たりメールを送ってくるようになったのだろう。

・引きこもりや家庭内暴力があるから、心に闇が存在するのではなく、心に闇が存在するから、引きこもりや家庭内暴力が生まれる。そのことに、精神科医として20年携わって最近気がついた。

・大学生は就職する前に、自己分析や適性検査などで内面と向き合うことが多いが、短所を挙げていく作業や、自分の思うとおりの検査の結果がでなかったりすると、大人でも辛い。

・選択できる職業が多すぎて、逆に職業を選べない時代

・香山氏は、理学を目指していたが、途中で医学の道へ進路変更。手先が器用でないのと、即断即決ができない性格から、手術をするような専門医の道はあきらめ、じっくり患者と対峙する精神科医が自分に向いていると、「消去法」で専門を選択した。


・現代は、2つのうつ症状が存在する。

1、従来型のうつは、責任感が強すぎて、がんばり症候群になり、過労となってガソリンが切れて、何もできなくなってしまう→40代・50代に多い

2、20代と30代に見られるうつは違うタイプ。普段は何も症状はないが、職場に行くと頭が痛くなったりしてやる気が出ない。仕事には支障がでるが、映画を見たり温泉に出かけることは可能。

↓この問題を掘り下げて

傾向としては、
a)周りを責めることが多く、自分が悪いではなく、会社や上司、親のせいにする。
b)イライラ、情緒不安定、涙が止まらない、衝動買い、酒を飲むなど
c)この職場では自分が理解されていない、評価されていない、私らしく仕事したい、輝きたいという欲求が強い。


・とある大手メーカーの人事担当者の話によると、特に2000年ごろから、偶然にも小泉政権発足時と重なるが、長期休職をするひとが増えた→どこの会社の人事担当者も、最近同じ話題をする

・あるシンクタンクの調べによると、長期休職者が増えたことによる日本国内の企業の業績損失合計額は、約1兆円。

・とある入社式での社長の訓話「とにかく皆さん、辛抱してください」と言う話を真面目に新入社員にする時代。

・自分らしさを尊重されたい、自分という人間はいなくてもいいんじゃないのか?周りからもっと理解されたい、私なんかは誰からも好かれていないんじゃないのか?→数多くの臨床経験で多い事例。そして、犯罪などが起こってから、親は子どもを大切に思っていることに気づき、涙を流してハッと気づく→親子の誤解が解ける(=溶ける)


・以上のようなことから、若者に対しては大人はとにかく励まして欲しい。輝かしい人生は送れないかもしれないけど、それでもいいじゃない。なんとなくの自分らしさ。香山自身も今の仕事は「何か違うんじゃないのかなあ~」と思うことがあるが、それでもまあいいんじゃないかと思っている。

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【小島自身の気づきアウトプット】

・20代・30代に多いうつの傾向は、大いに理解できる。自分自身も職場に行くのがたまらなく辛いことがあった。そして、周りにお気楽に仕事をしている人がいると、「何で自分はもっと評価されないのか?」と憤りを感じることもあった→特に賃金面評価で。

・義務を果たさずに権利ばかりを主張する世の中だと痛感。

・もう一度、『鏡の法則』を読んで、親に「ありがとう」と言おうと決意。

・香山さんはほとんどメモに目を遣らずに喋りっぱなし。私も台本やメモを見ずにスマートに講演したいと思った。

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サブタイトルのニート・フリーター・ヒルズ族に関しては、ほとんど触れられなかったが、いまどきの若者を精神科医の目から見ているので、説得力があった。私がなんとなく感じていたものを、言葉で具現化してくれたので、非常にためになった!