「国家の品格」を読んで | キャリアカウンセラー小島健一の「日日草枕」

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国家の品格

今更ながら、ベストセラーを読んでみた。

2月の上旬に、奈良から友人が遊びに来て、日本の将来を憂えていたが、「日本は明治維新からおかしくなった。もう一度鎖国に戻すべきやな」と言っていた。で、その元凶が「産業革命である」と。彼はこの本を読んでそう言ったのか、持論なのか定かではないが、似たようなことをこの「国家の品格」には書いてある。


日本には四季がある。吹く風の空気を感じ、匂いを感じ、温かいのか冷たいのか感じることができる。吹く風は晩秋には落ち葉を運び、春には桜を散らす。

今時分であれば、鳥のさえずりが現に聞こえているし、蝶も舞い始め、梅の花が咲き、桃の花が咲き、もうすぐ桜も咲こうとしている。

夜空に目をやれば、満天の星空が広がっている。そこに月があり、金星があり、木星があり、シリウスがあり、オリオン座がある。星空に関しては、日本に限定しなくても地球上のどこにいても見遣ることはできる。

著者の藤原正彦さんが言いたい「情緒」というのは、私の場合は上述のものが該当する。彼は彼なりの数学者としての持論を展開していて、十分に楽しめた。


「国家の品格」を読んだ後に、日本経済新聞を読むと、少し頭が痛くなった。
大型M&A、ライブドアの件で大損した株主の話、米国に前にならえの政治の話など、数え上げれば枚挙に暇がない。なんか今の日本には、「ハート」が抜け落ちているような気がするなー。何とも言えない殺伐感。

ナショナリズムや国粋主義が高じてもいけないけども、ある程度、自分自身の生まれた国に誇りを持たねばならないと私は思った。祖国を愛さねば、外国に行ってもポリシーのなさを露見して笑われるだけだ。私は、私の生まれた日本という国がこれまで培った考え方や自然などを、もっと深く愛したい。そう思った本でした。