辞めたい理由なら、3つすぐに言える。
なのに「なんで残ってるの?」と聞かれると、1つも出てこない。「なんとなく」と答えて、自分がいちばん納得していない。
これは、意志が弱いからではありません。
辞める人の理由は、面接で聞かれ、送別会で聞かれ、家族にも聞かれます。同じ話を何度かするうちに、形が決まっていきます。
残る人には、その場がありません。誰にも聞かれないまま、何年もたちます。
しかも、残った理由の多くは、自分で決めたことではありません。
たとえば、席替えで隣の人が変わった。担当が変わって、自分で決められることが増えた。家の更新が2月にあって、動く気になれなかった。
どれも、自分は何もしていません。動かずに済む出来事が、先に来ただけです。
90日ごとのパスワード更新に似ています。期限の日に数字を1つ足して、すぐ終わる。更新はされているのに、更新した記憶がない。在籍も、同じ形で続いていることがあります。
だから、気持ちを掘り下げても理由は出てきません。「しんどかった」「限界だった」と書いても、何年分でも同じ顔になるだけです。
そして、その理由がいまも生きているかどうかで、残るか、移るか、学んで待つかが変わります。
残っている理由を取り戻す方法と、その結果で次の1年をどう選ぶかは、メインブログにまとめています。