昨日は日本ブリーフセラピー協会神戸支部の5月定例会に参加させていただいた。研修テーマは「抵抗処理」について。
 
カウンセリングには「抵抗」はつきもの。とても大事なテーマなのだけれど、キャリアコンサルタントの養成講座では「沈黙」処理以外は、このテーマへの学習機会が乏しい。
 
なかなか進まないなあ、と感じる背景に抵抗が潜んでいることが多いはず。昨日の研修では、「カウンセリングそのものがすべて抵抗処理」とおっしゃる方がいらっしゃった。すごく印象深い言葉だったので、終わってからもそのことを考えた。
 
例えば、相談者自身「たぶん、こうすればいいのだろう」と思っていらしゃっても、今までと違うことをする、あるいは違う道を選ぶことに抵抗があって相談に見える場合もあるだろう。そんなとき、こっちに進めば得とか楽とか言っても、なかなか受け入れられない。そこをどう対応するのか、が問われる。
 
昨日もいろんな処理の仕方が提示され、最後にそれらを使ってある問題に対するロールプレイの時間があった。ところが、私のロールプレイはどうも学習目的とは違う流れになってしまう。
 
私はカウンセラー役になって、初めは「抵抗処理」の技法を使って話をうかがおうという意識はあったのだが、途中からその意識が飛んでしまった。話に入ってしまった。
 
そのことを振り返りで言うと、「いや、○○の技法を使っていましたよ」と、ご覧になっていた先生がおっしゃった。自然の流れで、抵抗処理ができていたなら、それでもいいのかも知らないけれど、何かモヤモヤが残った。
 
それで分かったのは、私自身にも「抵抗」があること。簡単に言うと、カウンセラーという「役」を演じることに抵抗があるようだ。
 
若い時は、場所や目的でいろんな自分を使い分けていたけれど、それが嫌になって、なるべく自分は一つでいいや、と思うようになった。それが、ついに「役」にも抵抗を示すようになったのだろうか……。
 
いやそれは違う。もともと現実世界でも「役」を遠ざけてきたふしがある。その証拠に「役職」になると、すぐにやめた。
 
「自分を変えたくない」という思いを変えて、上手に「役」にはまれる能力が今の課題なんだろうか。しかし、それに抵抗している自分がいる。