関西で、キャリアコンサルタント、精神保健福祉士、ブリーフセラピストとして、就労支援、ひきこもり・家族相談を中心に、各種のメンタル相談を受けています。フェースブックでも日々の思いをつづっていますので、よかったら、 https://www.facebook.com/kazuhiro.matsuo.372
もご覧ください。こちらでは、私のほか、仲間のさまざまな思いもご紹介したいと思っています。

 

下記は昨日4月29日に書いたものです。

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〇動きのパターン

 
上野のパンダ、シャンシャンの成長を知らせる映像を何度かみた。木に登ろうして、尻もちをついて落ちるシーンだ。おしりのふかふか具合で痛くなさそうに見えるが本当はどうなんだろう? 落ちてもまた昇ろうとするモチベーションは何なのだろう。 シャンシャン自身は意図していないと思うけれど、あの動きはきっと将来の何かにつながっているのだろうなあ。
 
動作と心理の関係は、成瀬悟策先生の名著『動作療法』(誠信書房)に詳しい。カウンセリングではともすれば、人の内面だけに関心が向きがちだけど、人の動き方ももっと注目してみたい。
 
動き方では、発想パターンも、つまり心の動き方も気になる。
 
結婚して、伴侶の感情の動きが謎だったこともある。自分の感情の動きの理由は、あまり意識しなくて「そんなものだ」と思っていた。ところが他人は、なかなか「そんなもの」ではない。
 
相談者のなかには、怒りの感情を日を変えて出してくる人もいた。突然の感情変化が読み取れないこともある。感情の機微に触れるコースが違うのか……。
 
結婚相手とその母との諍いを目にしたとき、不思議に思うことがあった。両者、真っ向から対立しているように見えるが、私の眼からは同じ線上で右左に分かれて議論している印象。二人は、その線から離れることができない。
 
勉強スタイルもひとによってパターンの違いがある。これを、自分流のスタイルでないといけない、という人はあまりいないだろう。
 
ところが、眠りのパターンは、理想があってそれから外れると不安になる人もいる。皆といっしょでなければならない、と思っている人が多い。床につく時間、起床時間にこだわって、それが乱れると薬に頼る人が多い。(私の場合は、そのときの仕事や体調任せで、睡眠時間にこだわりはない。いいことかどうかしらないけれど、日々健やかに暮らせているのでこれで良しとしている)。
 
人は、自分が成功をおさめたパターンから、状況が変わっても、なかなか離れられない。
 
青春期に読んだ本、偉人の発言、聞いた話は、その後長いあいだ人生の指針となり、力強い味方になってくれた。
 
しかし、社会は大きく変わった。かつてうまくいったパターンが通用しなくなっている。「かつて流」は、万能ではない。
 
「真理探究」は、たぶん今も多くの人がプラス方向でとらえていると思うけれど、真理だと思う一つの原理を振りかざすパターンは、衝突を生みがち。