キャリアコンサルタント
ミツモトヒトシです。
今日の記事は
「クランボルツの道具的学習経験」など
をテーマとした記事です。
人生100年時代
学び続けることを意識されている
社会人の方
もしくは
働いた後をイメージしたい
就活生
には参考になるはずですので
ぜひとも拡散して戴きたい記事です。
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⬛︎とどまることのない学習プロセス
前回述べましたように
ハップンスタンスラーニングセオリー
を提唱したクランボルツは
「働かないと結局わからないよね、その人にどんな仕事が向いているかなんて。」
ということを言っています。
彼は仕事選びと成長について以下のように整理しています。
クランボルツ
■職業選択やキャリア開発
＝とどまることのない学習プロセスの結果
長い人生において、
いかに学び続けられるか
がキャリアの発達につながる。
成長を感じ続けることは仕事のやりがいだけでなく生きがいにもつながります。
逆に成長感が失われると、楽な反面、仕事におけるやりがいは失われ、「仕事＝お金を稼ぐ手段」となってしまいます。
クランボルツは、職業選択とキャリア開発に影響を与えるものとして、以下の四つを挙げています。
①先天的な資質
②環境条件や出来事
③学習経験
④課題へのアプローチスキル
①先天的な資質、つまり「生まれ持った才能」を否定していない点は特徴的ですね。
やってみないとわからない部分はあるんだけど、生まれ持った資質を理解するために自己分析を行い、幼い頃どんな事に興味を持ったかを知ることは職業選択の大きなヒントとなるということです。
一方、②〜④については、どんな環境に身を置いてどう学習するかという後天的な要素の項目となっています。
つまり、やってみて初めて学び始める。その学ぶモチベーションを高いレベルに持っていくには自らの資質（才能や興味）と仕事が合致していることが重要となります。
学習経験は、道具的、連合的の２つに分類されるとしています。
■道具的学習経験
「先行子」→「本人の行為や行動」→「結果」の３段階で進む。
その人が持っている先天的資質を基に行動を起こし、良い成功体験が得られると行動を継続します。得意で続けている趣味なんかもこちらに当たるでしょう。
■連合的学習経験
「先行子」のような基盤がなく、本来感情的に中立的だった出来事が特定の感情と結びついたときに起きる学習経験。
あなたのこれまでの経験における「目標とする人との出会い」などを想像していただくと良いかと思います。
このように、幼い頃の興味・関心や、その後の出来事・出会いを通して、あなたは様々なことを学んで来たのです。この辺りを棚卸しして振り返ると、あなたが高い満足度を得られる仕事を見つける大きなヒントとなります。
■ライフラインチャート
過去の経験をこのチャートに落とし込むことで自己分析が進むとともに、これからの人生にとってもこの振り返りはとても有意義なものとなります。
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少しでも気になった方、このチャンスに対する瞬時のモチベーションを活かすことがキャリア開発にはとても重要です。
次回「計画的偶発性」について触れていきます。
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