1.変化へ対応する
先日のブログでは、焦らずゆっくりと成長することをお伝えしました。
私たちは、ついつい他人と比べてしまいがちですが、大切なことは確実なスキルアップです。
だから、ゆっくりでも着実にスキルアップしていくことの大切さをお伝えしました。
ただ誤解が無いようにして頂きたいことは、のんびりやりましょうという意味ではないことです。
社会が変化しているから、自分も変わる必要がある。
その社会の変化に付いていくだけの、スピードが求められています。
2.これから無くなる職業
近年、AIやロボットなどのテクノロジーの進歩により、多くの職業が自動化や代替化される可能性があると言われています。
アメリカのシンクタンク「マシン・ラーニング・イニシアチブ」の調査によると、2030年までに米国の47%の仕事が自動化される可能性があるとされています。
日本でも、AIやロボットの導入が進んでおり、今後さらに多くの職業がなくなる可能性があります。
これから10年以内になくなる可能性が高い職業のうち、女性が就業している割合が高い仕事と、その理由をご紹介したいと思います。
3.女性が多く就業している仕事で、これから無くなる職業5選
・スーパーやコンビニの店員
スーパーやコンビニの店員は、レジ、発注、陳列、接客などが主な仕事です。
これらの仕事は、AIやロボットによって自動化される可能性が高く、すでに一部の店舗では、セルフレジや自動発注が導入されています。
・飲食店ホール係
飲食店のホール係もAIやロボット化が進んでいます。
実際、ファミリーレストランや回転寿司店では、オーダーは卓上のタブレット、テーブルまでの運搬はロボットが既に導入されています。
・事務職
事務職は、データ入力や書類作成、電話対応などが主な仕事です。
これらの仕事も自動化される可能性が高く、すでに多くの企業で事務作業の効率化を図っています。
また、会計や経理を外部企業に委託するなど、アウトソーシング化も進んでいます。
・工場作業員
工場では、検品や梱包など軽作業は、女性が担っていることが多くあります。
これらの仕事も、AIやロボットによって自動化される可能性が高く、自動化を進めています。
・子供関係の仕事
たとえば、保育士や幼稚園の職員、学習塾、子供服販売店など
これはAI化というよりも、少子化の影響です。
首都圏ではまだまだ待機児童が多い地域もありますが、地方都市では既に定員割れの施設が多く、専門学校や短大を卒業しても地元の保育園や幼稚園には就職出来ない学生が発生しています。
4.これからすべきこと
これらの職業で働く人々が、新たな職業に就くための対策方法です。
ところで、あなたは冬になるとコートやブーツを用意しますよね。
寒さに備えて、暖かく過ごす方法を考えて事前に準備すると思います。
同様に、やがて仕事が無くなるとわかっているわけですから、今から準備が必要です。
まず考え方として、その仕事自体が無くなるわけですから、そこに居たらいずれ失業してしまいます。
そのためには、上に登るか、横へ移動することになります。
上に登るとは、キャリアアップです。
役職につけるよう、マネジメントスキルを習得する。
横へ移動するとは、キャリアチェンジです。
社内の他の部署へ異動するか、転職する。
どちらも、新しい仕事に就くわけですから、新たなスキルの習得が必要になるわけです。
このとき、副業を考える方もいるでしょう。
実際ネット上で、たくさんの副業の広告が流れています。
You Tubeを見ていても、副業系の広告が多いですね。
私はこのような副業は絶対止めて欲しい、手を出さないようにして欲しいと考えています。
なぜなら、簡単に稼げるわけがない。
また本当に簡単に稼げたとしても、新たな参入者が増えることでライバルだらけになり、いずれ稼げなくなります。
副業は、本業がしっかりしているから出来るものです。
本業が危ういから、それを副業で補う。
これは病気になったとき、痛み止めでごまかしているようなもので、病気そのものを治さないとやがて致命傷になります。
それから、AI化やロボット化により、もし仕事が無くなったとしても、それに代わる仕事が出来るから大丈夫という方もいます。
これも間違いで、生産性の向上のために、企業はAIやロボットを導入するわけです。
人間より早く、正確に作業出来るという大きなメリットがある。
これまで複数の人間がしていた仕事がAIやロボットに置き換わるわけですから、そこから新たな仕事が生まれる可能性は低いでしょう。
目先の損得にまどわされずに、これからどのような産業が伸びるのかをしっかり見極める目が大切です。