1.自分へのご褒美
あなたは【自分へのご褒美】が必要ですか。
自分へのご褒美とは「頑張った自分に与える特別感」を指します。
高級スイーツや話題のグルメ、バックや財布、ジュエリーなどファッションアイテム。
男性だったら、高級腕時計や万年筆、ゴルフ用品などがあげられます。
どれも、普段の自分なら買わない、ワンランク上の商品やサービスが特徴です。
「これまで頑張ってきたのだから、このくらい贅沢をしてもいいだろう」
そのような気持ちになることが多いようです。
これは贅沢をすること自体に「普段の自分なら買わないだろう」という、後ろめたさや罪悪感があるからです。
自分に言い訳をして買っているわけですね。
2.なぜ自分へのご褒美が必要なのか
自分へのご褒美が必要な理由。
それは、本当はやりたくないけど我慢してしてやっているからです。
保険マンモス株式会社様のアンケート結果を見ても、自分へのご褒美の理由は、
1位ストレスがたまったとき、2位疲れがたまったときとなっています。
また、自分へのご褒美を度々していると、それ自体に慣れてしまうため、ご褒美の単価が段々高額になっていきます。
最初は少額だったのに、どんどん高額のものじゃないと満足しなくなってしまう。
それから頻度も、月に1回が週に1回、やがて毎日というように、ご褒美が無いと頑張れなくなってきます。
これは依存心が高まるからです。
買い物依存症という病気がありますが、スマホ依存やアルコール依存と同じです。
それがないと、精神が不安定になってしまうわけです。
3.やりたくないことを続けると・・・
本当はやりたくないけれど我慢してしている。
そんな事を続けていくと、どのような問題が起こるのか。
自分の本心をご褒美でごまかしていると、まず本心がマヒしてやりたい事がわからなくなってしまいます。
仕事の相談で「やりたいことがわからない」と言われる事がよくあります。
20代、30代といった若い方に多い傾向がありますが、なかには50代、60代でもいらっしゃいます。
さらに、やりたくないことを我慢して続けていくと・・・
体か心、または両方が壊れます。
つまり心身の病気になります。
病気になると働けなくなりますから、強制的にやめることが出来ます。
「もうこれ以上自分を偽わることはやめなさい」という自分の本心、または天からの指示ですね。
だから、その嫌なことをやめると、すぐに病気が治ってしまいます。
4.早めの意思決定をすること
最終的に病気になってやめるのであれば、「自分は嫌なことを我慢して続けている」と気付いた時点で、これからの方向性を考える方が得策です。
肉体的や精神的な苦痛、治療費、通院や治療に伴う時間などは、病気が回復しても取り戻すことが出来ないからです。
そもそも自分へのご褒美自体が、無駄使いともいえます。
あなたも衝動的に買ったものの、あとになって「なんでこんな物を買ってしまったのだろう」と後悔した経験はありませんか。
その時のことを思い出して頂きたいのですが、衝動買いをする前に大きなショックを受けていませんでしたか。
そして、そのショックを穴埋めしたくて購入していなかったでしょうか。
人間はお金を手に入れる快感や喜びよりも、お金を使う快感や喜びの方が大きいといわれています。
もし、お金を手に入れる快感や喜びの方が大きかったら、世の中貯金をしている人であふれているはず。
「嫌々している」「我慢して続けている」と気付いたら、本当はどうしたいのか自分の本心に向き合うことが大切。
本心が喜ぶような、これからの方向性を考えていきましょう。