■就職活動の目的やゴールってなんだろう?1.就職活動の目的やゴールってなんだろう? 就職活動の目的やゴールってなんだと思いますか? 多くの方にこの質問をすると「就職すること」と返答されます。 まあ、就職するための活動ですから、当然といえば当然ですね。 でも就職する事だけを目的にするとどうなるでしょうか。 内定を得る、就職が決まる。 それで会社に勤め始めて自分に合わない事に気付き1ヶ月で辞めた。 就職することを目的やゴールにするなら、これでも目標は達成したことになります。 就職が決まれば、1週間で辞めても、3日で辞めても、たとえ1日勤めて辞めても同じこと。 しかし、これではまた再び就職活動を再スタートしなければなりません。 2.就職活動の目的やゴールとは 上記の事を含めて改めて就職活動の目的やゴールを考えると、長く働ける事がキーワードになりそうですね。 つまり、就職活動の目的やゴールとは「自分に合った長く働ける職場を見つけること」になります。 いくら大企業や有名な会社、また公務員試験に合格したとしても、 その職場や仕事内容が自分に合わなければ、長続きしないし働き続けたとしても辛い毎日を過ごすことになります。 当然ですが「就職すること」自体より「就職してから」の方が大切です。 でも多くの人は就職することが大切だと思っているため、どうすればその会社に採用されるかだけを考えている。 だから入社して「こんなはずじゃ無かった」と思うわけです。 3.自己分析と自己理解 長く働ける職場を見つけるためには、自分は仕事から何を得たいのか、なんのために働くのか、 やりたいことはなにかなど、自分自身を深く理解することが必要になります。 また、仕事とは労働力を提供して報酬を得ることでもあります。 自分が提供できる最大の労働力とはなにか、つまり自分がもっとも得意なことはなにか、 も理解しておく必要もあります。 このように、自分自身を深く理解することを「自己理解」といい、 そのためには自分を客観的に見つめ直す「自己分析」が欠かせない。 でも多くの人が自己分析をしない。 理由を聞くと、多くの人が「面倒くさいから」と言いますが、本当の理由は違います。 4.自己分析や自己理解が出来ない本当の理由 自己分析による自己理解が出来ない本当の理由。 それは、自分と向き合うことが怖いからです。 自分と向き合うことで、過去の過ちや失敗を思い出すと「恥ずかしい」とか「悔しい」といった感情が出てきます。 過去に経験した【心の痛み】が伴う。 また、反対に未来を想像したとき、自分の限界に気付き「頑張ってもこんなもの」とか「しょせん私ってこの程度」という【虚しさ】と向き合うことになる。 幼い頃のように、無邪気に「将来はサッカー選手になりたい」「バレリーナになりたい」「お花屋さんをしたい」という、夢や憧れに浸ることは出来ません。 過去を振り返れば心の痛みが伴い、未来を思い描けば虚しさを味わう。 でも、その現実と向き合うなかで、本当の自分が見えてくる。 つまり就職活動は自分と向き合い、本当の自分、等身大の自分に気付く良いチャンスなんですね。 せっかくのこの機会を有効に使って、本当の自分に気付き、そして自分に合った長く働ける場所を見つけてください。