他人と較べて「私も○○○さんみたいになりたい」と思うことはありませんか。
他にも
「もう少し背が高かったから・・・」
「もっと鼻が高かったら・・・」
「二重まぶただったら・・・」
「もっとお金があったら・・・」
あげればきりがありませんね(笑)。
他人と較べて自分が劣っていると感じることを【劣等感】とか【コンプレックス】といいます。
人間には自分と他人を比べて、自分の劣っている部分、弱点、短所に意識を向ける傾向があります。
これは防衛本能といい、強弱はありますが、誰にでも備わっているものです。
原始時代、私達の住む環境は常に外敵にから身を守る必要がありました。
野山を歩けば狼や熊、猪に襲われたり、時には他の部族の人間に襲われることもあったでしょう。
だから常に周囲に注意を払い、相手との力関係=どっちが強いかを意識し続ける必要がありました。
「ぼー」としていたら、生き残ることは出来なかったと思います。
そうやって強いものが生き残る世界、まさに弱肉強食の時代を過ごしてきたわけです。
その防衛本能が、今でも私達の脳内で働き続けています。
自分と他人を比べて、自分が劣っているところに意識を向けてしまうのは仕方ないこと。
だけど、それでは原始人と同じですね。
今は街なかを歩いていて、狼や熊に襲われたり、石斧や槍を持った人に追われることもありません。
これからは逆に、その自分の弱さや欠点を認め、受け入れましょう。
それがあなたの個性です。
もう少し背が高ければと望んでも、それは叶わない。
だったら背の低い自分を受け入れる。
そのように自分の嫌いなところを少しずつ認め受け入れていくと、段々自分が好きになってきます。
「このままの自分、ありのままの自分で良いんだ」
そう思えるようになれば、全てうまくいきます。
なぜなら、本当に幸せになりたいと心の底から思えるからです。
あなたは嫌いな人を応援しようとか、嫌いな人の代わりに頑張ろうと思いますか。
おそらく思わないでしょう。
むしろ逆に、嫌いな人は不幸になることを望んでいるのではないでしょうか。
これを自分に当てはめてみる。
そうすると衝撃の事実に気付くはずです。
自分の短所や弱点をあげて自分を嫌っているということは、頭では幸せになりたいと思いつつ、心のなかでは不幸になることを望んでいるからです。
だからあなたは幸せになれない。
仕事だけではなく、人生を変えていきたければ、自分を認めて受け入れること。
自分を好きになれば好きになるほど、人生がうまくいくようになります。