街でリクルートスーツの若者を多く見かけるようになりました。

 

 

         

 

 

コロナ禍の3年間はイベントの自粛のため、合同企業説明会(以下 合説)はオンラインになり、
あまりリクルートの学生を見かけませんでしたが、今年は規制緩和によりコロナ前よりも就活生を多く見かけるような気がしています。

合同企業説明会が始まると、企業研究や業界研究に関心が向きますが、やはり自己分析・自己理解が大切です。

その会社で働き続けることにやりがいや意味を見出すことが出来るか、その仕事に自分の適性や強みを活かせるか。

まずは入社することではなく、入社した後の自分をイメージしてみましょう。

 

 

 

           

 


合説前の自己分析は、自分の好きなことや長所、強みの理解など、ワークシートに書き込むようなことが多かったと思います。

それも大切です。

合説により、業界や企業に触れることで、
ワークシートとは違う【働いている自分】をイメージすることが出来ます。

たとえば、その会社の制服や作業服を着て、職場内を歩いている自分をイメージしてみましょう。

わたくしごとですが、私の最初の仕事は製造業でした。

シリコンウエハを研磨加工する作業で、帽子から作業服、そして白い長靴で一日を過ごします。

なぜ長靴を履いているか。

それは埃が立たないように、常に床に水が巻かれているからです。

子供がよく、雨の日に水たまりを長靴でチャプチャプしながら歩いていますが、そんな職場でした。

機械が高温を発するため、その水がすぐに蒸発し室内は湿気が高く、ぬるいサウナのようで不快でした。

入社前の会社見学時に、そこで終日働く自分をイメージ出来ていれば、応募しなかったでしょう。

このように、その職場で働いている自分をイメージしてみましょう。

そして自分の価値観、長所や強み等を活かせる仕事か検討します。

これはワークシートの作成だけでは絶対出来ません。

私は就活は自己分析に始まり、自己分析に終わると考えています。