適職の見つけ方の4回めは、仕事の結果=成果・実績を達成することが出来ることです。
職業としての仕事には、成果や実績が求められます。
お客様は、あなたの提供したサービスや製品の効果に期待して、購入しています。
そのお金が会社の利益となり、会社を存続させることができるわけですから、サービスや製品を提供した対価を得られるかどうかが大切になります。
このように書くと、多くの人は戸惑ってしまうと思います。
「私には、そんな能力なんてないわ・・・」
「成果や実績と言われても・・・」
そこで、相手が期待していることや求めていることを理解しましょう。
たとえば、これから介護施設で働こうと考えていたとします。
あなたの身近な高齢者の方に直接お会いして聞いたり、そのような方が身近にいなければインターネットで検索して、日頃高齢者の方がどのようなことに困ったり悩んでいるかを調べます。
介護をされている方のお話しを聞くだけでも構いません。
高齢者や介護をされている方には、困っていることや悩んでいることがたくさんあると思いますが、その中であなたが出来そうなことを見つけてください。
「これなら少し練習すれば出来るかも」
直接の介護だけではなく、高齢者の方の話相手になるとか、一緒にカラオケをするなど、あまり無理せずに出来そうなことで構いません。
それを、実際にやってみる。
身近な人で試したり、ボランティア活動してみる。
そうすれば、もうあなたは体験者になります。
もし面接試験で採用担当者から「出来ますか?」と質問されれば、堂々と「はい、経験があります」と返答できますね。
あとは、出来ることを少しずつ増やしていけばいいだけです。
頭の中だけで「自分に出来ることはなんだろう」と考えていても、なかなか答えは見つからないでしょう。
それよりも、相手に「なにか困っていることはありませんか」「私にお手伝いできることはありませんか」と、問いかけてみる。
そこから自分の出来ること=成果や実績を達成することを見つけていきましょう。
このステップがとても大切なのは、自信が高まることです。
それと、相手が求めていること、いわゆるニーズがわかること。
自分だけの思い込みで判断してしまうことが多くありますが、それを回避することができます。
プチ成功経験って、本当に大切なことです。
なぜなら、自信が高まることで、自己肯定感が高まるからです。
仕事において、自己肯定感は非常に重要になります。
これまで、4.800件以上の仕事の相談に携わるなかで、多くの問題が自己肯定感に原因がありました。
自己肯定感については、過去のブログでもご紹介していますし、書籍も出版しています。
よろしければ、こちらの著書もご一読ください。実際の相談事例をもとに執筆しています。
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