社会福祉士の大淵潤子さんのお話を伺いました。
大淵さんは、元気、明るい、頼れる!という雰囲気の持ち主。
パッとした笑顔で元気に話す一方で、「ちゃんと聴くよ!」という姿勢が常にある、そんなコミュニケーションの達人です。
大淵さんのお話は、
「私のスタートは55歳。キャリア35じゃなくて、キャリア55だったの」
ということから始まりました。
70歳まで自分らしく働き続けるために、
広告業界の会社員から、55歳で資格を取得しての転身です。
現在は、認知症や知的障害等で、判断能力が衰えた人をサポートする成年後見人として活動されています。
成年後見人の仕事は、本人に代わって、財産の管理や、生活医療介護などにともなう契約や手続きを行うというもの。
「入退院や行方不明などで、突然呼び出しが来るため、時間が読めないのが大変」
ということですが、
「社会に必要とされている職業。需要はある」
と大淵さんはいいます。
また、成年後見人になったら
「親族を探して、必ず手紙か電話で連絡をするようにしている」
等、のちに相続人となる親族たちとのトラブルを未然に防ぐ工夫も伺いました。
当日、和室の会場には、
同業の社会福祉士さん、成年後見業務も行うという弁護士さん達、福祉の仕事で働きたいという方、メディア関連、デザイン関連、ママサークル主催・・・と多様なメンバーが集まり、具体的な質問が飛び交う濃い時間となりました。
最後は、大淵さんのもう一つのお仕事、自彊術(じきょうじゅつ)の健康体操の先生となっていただき、健康体操を全員で体験。
みんな笑顔で体もスッキリして終了となりました。
参加する回によって、内容も雰囲気もがらりと違うのが面白いところです。
自分に全く関連がないお仕事をのぞいてみるのも、世の中を知るいいきっかけになりますよ。参加資格はありません。性別も年齢も不問です。
次回以降のスケジュールはこちら
。ぜひお気軽に覗いてくださいね。