いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

生徒や学生たちの未来と今を一緒に考えて創る キャリアピット>> の池辺 博です。

 

2学期が始まる前のこの時期に

以前投稿した内容を再掲載します。

ご家族の皆さん、どうか子供たちの発する言葉を100%受け入れてあげてください。

 

生徒の皆さん、話してみませんか?

24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310

 

(以下、再掲載です)

 

もしあなたのお子さんが「学校に行きたくない!」 と真剣な表情で言って来たらどう答えますか?

 

私にも経験があります。

ですが、その時は正しい対応が出来ずに(知らずに)、子供からの信頼を失うきっかけとなってしまいました。。

私の子育てで一番悔やまれる、何も出来なかったできごとでした。

 

 

私の人生の師から教えてもらった視点で解説を加え、

先日テレビ番組で特集されていた内容を交え、

私の失敗談も加えてお伝えしていきたいと思います。

 

 

対応のしかたについて

 

 

【◎の対応】

 

 「うん。行かなくていいよ。」

 

(理由)

一番大事なことは、何も理由も聞かずに、

まず子供の提案を受け入れてあげること、肯定してあげることです。


学校に行きたくない。というのは何かあったのは明白です。

それでも親に切り出すというのは、かなり悩んだ後の、最終的な行動になると思います。


親の返事によって、その後どうなるか分からない不安な気持ちで恐る恐る、

でも勇気を持って助けを求めてきたのだと思います。


だから、まずは何も聞かずに受け入れてあげる事。

あ、私の親は自分の考えを受け入れてくれた!

とまず安心してもらうために、信頼出来る存在なんだと安心してもらうために

まず肯定してあげるのが良いということなのです。

 

 

【△の対応】

 

 「そうなんだ。行きたくないんだ。」

 

(理由)

肯定も否定もしていないので悪くはないそうです。

理由も聞かずに肯定してあげられるのがベストなので△の対応になるのだそうです。


子供の意見を理由も聞かずに肯定してあげられるには

本当にその子への信頼がないと無理ですし、

親に言う段階で、しかも真剣な顔なのであれば、

何かしら辛い日々を送っていた、耐えていた事は明白ですよね。


親に言うのは我慢を続けていた後の最終段階だと思います。


そこの最後の砦である親が、何も聞かずにOKを出す事は

並大抵の勇気ではないですし、親も相当不安ですよね。


だけど、一旦全てを受け入れて、肯定して、子供も安心してから、

その後に理由を聞くタイミングを見計らって

ゆっくり話を聞いていくというのが良いのだそうです。


その話をしていくうちに、親の判断で、

学校へ行くことを止めなくても解決できる事があるなら

それに向けて行動していく。

だけど、一番大事なのは、

まずは信頼して何も聞かずにOKを出して、肯定してあげることなのだそうです。

 

 

【×の対応】

 

 「どうして?」

 

【××の対応】

 

 「どうしたの?」

 「何かあったの?」

 

(理由)

親もいきなりでびっくりするので反射的にこう言ってしまうことが多いと思います。
でも、こう聞かれると親がOKを出してくれそうな理由を考えたりしないといけない。
 

もしイジメられていた場合、子供にとって親に言うリスクはかなり大きいし、
学校で先生に相談されたりして、事が大きくなるのは子供にとって大変な事で、

逆にもっとイジメられたりするかも知れない不安もありますよね。

 

・・・・・

 

別の視点から見てみます。

 

先日NHKスペシャル 「若者たちに死を選ばせない」 というTV番組がありました。

 

若者の自殺が増えている中で、死に至る原因を調査してビッグデータ解析をした結果、

「学校_行きたくない」 というワードが一番自殺と相関があったと報告されていました。

 

 

その結果を受けて、その2語が入ったワードで検索をすると

某検索サイトではトップページの1番上に、

24時間相談を受け付ける窓口と連絡先が表示されるようになりました。

 

 

人間関係やイジメも原因として挙げられていますが、

成績が下がり、子供たちの自己肯定感が下がって行く中で、

自分はこれからどう生きていくのか?が見えずに絶望して

自ら命を絶ってしまう子供たちも増えている。。

 

 

病院に運ばれて一命を取り留めた方が

当時を振り返ってインタビューに答えてくれていました。

 

「大丈夫?」なんて言って欲しくなかった。

 

「休もう!」と言って欲しかった。

 

親が言うのだから休んでいいんだ。

信頼するこの人が言うのだから立ち止まっていいんだ。

と思わせて欲しかった、と。

 

・・・・・

 

私たち親は、子供に幸せになってもらいたいとみな願っていますよね。

愛情がない親はいないですよね。

 

ではどういう対応を取るのがよいのでしょうか?


今、世の中は多様性の時代や社会に徐々ではありますがなってきています。

まず我々大人がこの考え方を受け入れなければならないと思っています。

過去の生き方や風潮、これまでの常識や成功モデルに縛られない。

 

時代は大きく変わって来ているのです。

 

私たち大人が 「常識」 だと思っていることは、既に過去の物なのかも知れませんね。

 

色々な生き方があってもいい。色々な生き方でも大丈夫だと。

まず我々大人が受け入れる。


子供にとっては通っている学校が世界の全てだと感じてしまいますよね。

そう思うからしんどくなるし、いる場所がないと思ってしまう。

逃げる場所は 『自ら命を絶つ』 しかないと思い込んでしまう。。

 

 

学校に行かなくてもいいし、越境通学してもいいし、通信制やフリースクールもあるし、

道は1つではないことをまず親が知り、理解することです。

 

そして逃げるのではなく、

色んな道や生き方があることを本当に心から伝えてあげられれば、

子供たちが 『自ら命を絶つ』 という選択をすることが減るかもしれないですね。


子供たちが苦しんでいるのは
周りにいる大人たちの枠にハマった"普通は…"という考え方かもしれませんね。

 

親の不安や愛情の裏返しから、

普通にみんなと一緒の道を歩んで欲しい、学校に行って欲しい、

その呪縛から離れられない。。親自身が世間体から離れられない。。

 

口だけ学校に行かない事にOKを出しても、

心で親が不安がっていたり、

本当は行ってもらいたいオーラを出してしまうと子供は分かるし苦しむだけ。

 

 

子供たちを救えるのは

違う道もあるんだよ

ということを心から理解して教えてあげる、認めてあげる

親側、大人たちの柔軟さかもしれませんね。


まずは子供に対して

あなたの考えを受け入れてあげるよって、
私は味方だからねって、
どんな人生になっても一緒に考えていこうねって、


親側が
"本当にその子の幸せとは何か"を常識に当てはめずに考える、

そこがポイントだと思います。

 

・・・・・

 

私の失敗談ですが、、

息子が小学校4年生の時に、

「もう学校へ行きたくない!」 と泣いて訴えてきたことがありました。

 

理由は割愛させて頂きますが、、、

 

 

 

私の対応は、、 △です。

 

そして一番私が悔やんでいるのは、

次の日も前の日と何も変わっていない状況の学校へ息子を行かせてしまったことです。

担任や学校に改善を求めることもせずに行動を起こさなかったことです。

 

息子を守ってやれませんでした。

まだ10歳です。

どんなに不安な思いで学校へ行ったことでしょう。。

 

 

 

その後担任は多々の問題もあり学校を変わっていきましたが

息子の心に付いた傷は一生消えることはありません。

 

 

息子はこのことで私に 「見捨てられた」 と感じたと成人してから語ってくれました。

悔やんでも悔やみきれない出来事です。

 

 

『でもそのおかげで、自分が発した言葉で相手がどう感じるか?その後の状況がどうなるのか?

を小さい頃から考えるようになった。

成人となった今では良かったと思っているし、家庭環境も含めて今では感謝しているよ。』

と語ってくれました。さすがです(笑)

 

私の方が只々感謝です。

 

 

『自ら命を絶つ』 ということとは違う次元かも知れませんが

どうか皆さんの子供には辛い経験をさせないように、

どんなことがあっても子供の味方になってあげて欲しいと思います。

 

 

・・・・・

 

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