こんにちは、キャリア自律エバンジェリスト いわた です
今週が75回目の更新です
このブログはキャリア自律について
働きがいや仕事との向き合い方について書いています
引き続き リスキリングについて 社会人の学び直しについて考えましょう
6月末に厚生労働省発表した
「職場における学び・学び直しガイドライン」の基本的な考え方について
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_26443.html
学び・学び直しガイドラインでは、労使が取り組むべき事項として
以下の⑬項目を挙げています
(以下学び・学び直しガイドラインより抜粋)
1.学び・学び直しに関する基本認識の共有
①経営者による経営戦略・ビジョンと人材 開発の方向性の提示、共有
2.能力・スキル等の明確化、学び・学び直しの方向性・目標の共有
②役割の明確化と合わせた職務に必要な能力・スキル等の明確化
③学ぶ意欲の向上に向けた節目ごとのキャリアの棚卸し
④学び・学び直しの方向性・目標の擦り合わせ、共有
3.労働者の自律的・主体的な学び・学び直しの機会の確保
⑤学び・学び直しの教育訓練プログラムや教育訓練機会の確保
⑥労働者が相互に学び合う環境の整備
4.労働者の自律的・主体的な学び・学び直しを促進するための支援
⑦学び・学び直しのための時間の確保
⑧学び・学び直しのための費用の支援
⑨学びが継続できるような伴走支援
5.持続的なキャリア形成につながる学びの実践、評価
⑩身に付けた能力・スキルを発揮することができる実践の場の提供
⑪身に付けた能力・スキルについての適切な評価
6.現場リーダーの役割、企業によるリーダーへの支援
⑫学び・学び直しの場面における、現場のリーダーの役割と取組
⑬現場のリーダーのマネジメント能力の向上・企業による支援
この中で今週は
3.労働者の自律的・主体的な学び・学び直しの機会の確保
⑤学び・学び直しの教育訓練プログラムや教育訓練機会の確保
⑥労働者が相互に学び合う環境の整備
について考えてみましょう
‘⑤では、学び・学び直しのプログラムは会社が確保しましょう
とあります
先週の話の中で、会社は
‘②役割の明確化と合わせた職務に必要な能力・スキル等の明確化
が必要との話がありました
会社が用意するプログラムや教育訓練機会の確保では
当然、それぞれの職務に必要な能力・スキルを学ぶプログラムや機会が提供される
しかし、会社が用意してくれたプログラムから選択して学ぶ
というのでは、どうしても「受動的」に学ぶ感じがしちゃいます
自ら主体的に学ぶ・学び直しに行く という意識を忘れないで欲しいな
もしも個人のキャリアプランから個人の学びたい能力・スキルが
会社から提供されるプログラムになかった場合はどうするか?
2つ考えられます
1. 会社が用意したプログラムと本人が必要だと思うプログラムが異なっている
2. 個人が目指すキャリアが会社にないために、プログラムが用意されていない
1.の場合の考えられる対応策としては
自分の時間とお金をかけて、自分が必要だと考えるスキルを学びに行く
会社の人事部などに働きかけて、必要性を認めてもらいプログラムに加えてもらう
などが考えられますが
もうひとつ
ガイドラインの3.⑥にあるように 労働者が相互に学び合う環境の整備
という行動を自らとってみてはいかがでしょうか?
同じ想いを持つ同士を、社内掲示板などを使って集めてみてもよいと思います
親しい仲間に声をかけて、自主勉強会を立ち上げる
厚生労働省のガイドラインは、会社向けに書かれているので
どうしても、会社として何をすればよいのか?という視点になっていますが
働く人が読むときは、会社がしてくれるのを待っている 「受け身」ではなく
自ら主体的に そのような環境をどうやったら作れるのか?
いつでも自分を主人公にして主体的に考えるのがよいと思います
キャリア自律ですからね
来週は、この続き
個人が目指すキャリアが会社になくてプログラムが用意されてない場合
について考えていきます
では、また来週
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