みなさん、こんにちは

キャリア自律エバンジェリスト 岩田 です

 

21回から29回では、50代シニアの働き方とキャリア自律について書いてきました。

今週30回目では、シニアの課題について振り返ってみましょう

 

21回では

「50歳までにいきいきとした老いを準備する」という本をご紹介しました。

50歳までに「生き生きした老い」を準備する | ジョージ・E・ヴァイラント, 米田 隆 |本 | 通販 | Amazon

 

そこには、老後を裕にいきいきと生きるための心構え

実は豊かな老後と、経済的格差(金持ちかどうか)や能力的格差(高学歴かどうか)は関係なく

老後を豊かに生きるには・・・

1.  健康的な生活・・・自分の健康に向けて能動的に行動すること

2.  安定・規則的な生活・・・能動的に自分の意識で自分のペースを作ること

3.  前向きに生きる生き方を意図的に選択すること

だと書いてありました

そして老後の課題をクリアにしていくと

*薄くなる人間関係に匹敵する新しい人間関係を作ること

*目的的ではなく自分が楽しいと思える遊びに没頭できる時間を持つこと

*他の人がなんと評価しようと自分の才能を広げるような創造性を発揮すること

*高齢になっても勉強を心底楽しめるようになる

ことだそうです、

 

このように生き方を50歳まで身につけると、イキイキとした老後が送れます!

 

22回では

なぜシニア世代が大変なのか?昭和の時代と何が違うのか?

について50代の働く人の実感を追ってみました

 

 

23回では

一転、現在の60歳以降の人たちの働き方の意識調査を見ながら

60歳以上の人たちの働く満足度は高い、が給与水準には不満がある

しかし大企業と中堅中小企業では差があることを確認しました

 

24回では

定年を65歳まで延長した企業の例として大和ハウスを取り上げてみました

 

 

25回では

継続雇用という働き方、継続雇用でもイキイキと働くための心構え

あるいは会社が期待する役割期待が曖昧だとモチベーションは高くならないよね

ということを考えてきました

 

 

26回と27回、28回では

会社でそのまま継続雇用される以外の働き方

26回では

高齢者雇用安定法改正で取り上げられた業務委託の先行事例として

タニタや電通の制度について

27回では

地方の中堅中小企業で働くことについて

28回では

大企業から中小企業への転職について

考えてみました

 

29回では

もう一度60歳以降の働き方について、

自分を活かして会社に貢献する ≪活私貢献≫について考えて

会社や社会から求められる役割期待についてを振り返り、

もう一度≪キャリア自律≫の重要性について触れました

 

日本企業の多くはこれからバブル時代に大量採用した社員が一斉に定年を迎え始めます

 

60歳で、継続雇用か他企業への再就職か定年退職かの選択を迫られる

すでに役職定年制(ポストオフ)の対象になっている方もいる

会社によっては、50代を対象に希望退職を募集する会社もある

50代はこれからキャリア選択・キャリアチェンジを強制的に迫られるわけです

 

その時に大切なことは≪キャリア自律≫

自分の仕事人生は、自分で考えて自分で決めて行動すること

 

*自分が就職した40年前にはそんな話は聞いていなかった

*親に大きな会社に就職したら一生涯安心だからと進められた

*今まで会社の指示命令に従って、会社のためにこんなに尽くしたのにあんまりだ

現実の世界にはいろいろ思い通りにならないことや理不尽だと思うことあるでしょう

 

だからこそ、だれもが一律に迎える60歳という定年の節目で

一度立ち止まって、これからまだ先の長い仕事人生のことをしっかりと考える

そして自分が納得できるような生き方を決める、それに向けて今から準備を始める、

≪キャリア自律≫することを強くお勧めします

自分のありたい姿が描ければ

迷うことなく前を向いて進める

やるべき事が明確になる

壁にぶち当たっても乗り越えることができる

仮に思い通りにならなくても自分で責任を負える

 

もしも自分ひとりでは難しい、気持ちが整理できないという方は

キャリアコンサルタントがご相談に乗ります

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