第29回2級キャリアコンサルティング技能検定で実技試験が合格点に届かなかったたあなたへ
■第29回2級キャリアコンサルティング技能検定で実技試験が合格点に届かなかったたあなたへ
2級キャリアコンサルティング技能検定合格対策講座の橋谷です。
2023年3月22日発表第29回2級キャリアコンサルティング技能検定実技試験合格15.36%。
これは、論述試験と面接試験いずれも同時に基準点に達した受検生の割合が、15.36%。ということを表しています。
論述試験と面接試験いずれも同時に基準点に到達
です。
2級キャリアコンサルティング技能検定の実技試験は、論述試験と面接試験に分かれます。
残念ながら不合格だった方の多くは、
「論述試験はいつも合格基準点に達するのに、面接試験がどうしても合格点に届かない」
と、言います。
そして、論述試験は基準点に達しているのに面接試験が基準点に達しない方の多くは、こういいます。
「論述試験は基準点に到達しているのだから、自分には特に問題ないはず。たまたま面接試験がうまくいかなかっただけ。」
どうでしょうか?
あなたは、いかがですか?
こう話す根拠は、どこにあるのでしょうか?
論述試験が基準点に達しているから?
受けた試験で、論述試験が基準点に達しているのは事実です。
でも、だからといって自分の実技に問題がないと言えるのでしょうか?
ここでいう実技とは、面接試験のことだけではありません。論述試験もです。
たまたま面接試験がうまくいかなかったのであれば、たまたま論述試験もうまくいったということは、ないですか?
もう少し言うと、
自分の論述試験の解答の、どこが良かったから基準点に達したと自信を持って説明できますか?
言えますか?では弱いです。
説明できますか?です。
結構厳しいことを書いているのは、重々承知しています。
単にいうのではなく、根拠をもって説明できるかどうか。
ここが国家資格キャリアコンサルタントと2級キャリアコンサルティング技能士の違いでもあります。
実技試験に合格できなかった方は、もう一度自分のキャリアコンサルティングを振り返る機会を与えていただいたのではないでしょう。
自分には、まだまだ伸びしろがあるということです。
そうそう。
この記事のテーマは、キャリコン2級論述対策:問2になっていますが、間違いではありません。
論述試験の問2は、キャリアコンサルタント視点のクライアントの問題点でしたね。
つまり問題把握力。
この記事の内容も、2級キャリアコンサルティング技能検定実技試験が合格しないのは、なぜかを書いています。
その答えは、問題把握力です。
目標でも具体的方策でもなく、目標を立て実行できる具体的方策を進めるための、問題把握力が不足しているのです。
合格対策をさせていただいていると、多くの方は目標と具体的方策に注力しがちですが、問題把握ができていなければ、目標と方策を立ててもムダです。
答案用紙の上できっちりできていないことを、面接で行うのはなかなか難しいことなのです。
それでは。