カラーで新しいあなたを創るキャリアカレッジ

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岩崎佑子様主催のランチ会に参加しました。今日の卓話は産経新聞文化部 記者である岸本佳子様です。最近出版編集に携わった歌人河野裕子さん(宮中歌会初めの3人の選者の一人)の「家族の歌」という歌集についての御話でした。短歌31文字は瞬間を切り取り、想いを深める言葉の素晴らしさが伝わりました。流石に岸本様はお話がとても上手いでした。河野様は大学生から歌人となり沢山の歌を読まれましたが亡くなる最後の歌は「手をのべてあなたとあなた触れたきに息が足りないこの世の息が」それに歌人の夫、永田和宏さんの挽歌は「笑いのぞけりまた笑ふ貴女の椅子に貴女がいない」
大変仲の良い御夫婦で、俵まちさんか帯を書いて居られますがこの本を抱きしめて眠りたい。と帯で泣かされた本でもあるようにです。 皇后様が2度にわたり手作りのスープをお見舞いされて「せめて2匙でも・・・・・」とお届に成られたようです。故人はあっさりした人格で是非にゆっくり読んでみたくなりました。仕事に追われハイ次は?と・・無神経な日々、感じる心を忘れている日常に歌人の詩を楽しみたと思いました。

(産経出版)