『商社のお仕事とは?』
どうも、おはようございます。橋谷です。
今日も、朝からTBSテレビがっちりマンデー見ております。今日の会社は、売上高8兆円。総合商社丸紅。ゲストは、社長の朝田照男さんです。
丸紅グループ総従業員、3万人以上。仕事の85%は、海外。丸紅本社の営業だけでも12部門の、巨大企業です。
丸紅の儲かりポイントは、3つ。
●運んで儲ける
商社は、安い国から買って高く売れる国で売るのが、もともとの仕事。外国との商品取引である、貿易が基本なんです。
テレビでは、穀物部の朝のテレコン(電話会議)の様子が、やってました。もちろん英語です。
英語を3年でマスターした丸紅社員いわく、「英語の字幕月映画を流しっぱなしにしている。」 英語の言い回しを覚えることが自信につながるそうです。
輸入した穀物を運ぶ現場もみました。鹿児島の港。アメリカから30日かけて着いた貨物船。積み下ろしの現場にも、商社の営業マンがいる!
穀物の輸入の20%は、丸紅なんですって。
港にヘルメットかぶって、商社マンが現場作業もしているので、商社マンが社内にいるとか、お客様と話しているところだけ想像して入社すると、きっとこのギャップに悩むんでしょうね。
●作って儲ける
作っているのは、電気や水。
世界のさまざまな場所に、発電所を立てて、出来た電気を売っています。フィリピンで使う電気の3割を作っているそうです。
「海外で仕事をするのに一番大事なのは、家庭。奥さんと子どもを大事に出来ない人は、海外で成功できない。」
海外の系列会社社長の言葉ですが、う~ん、深いです。
水や電気を作っているといっても、全部商社が作っているのではなくて、建設会社、電力会社と協力して作っているのです。技術的なことは電力会社、実際に建てるのが建設会社、それをまとめているのが、商社のオシゴトなのです。
●掘って儲ける
石炭も、鉄を作るのに必要
石炭って、売れないかと思っていたら、2004年からどんどん価格が上昇しているんですって。鉄を作るのに、石炭は欠かせないそうで。
掘って儲けるのには、いい鉱山を持つのがポイント。丸紅は、オーストラリアの石炭鉱山に出資して石炭を掘ってお金を儲けています。
昔は石炭の貿易だけ、今は、貿易と炭鉱経営の両方をてがけているのです。
大量にある土砂を以下に効率よく運ぶか、コストをかけないかが鉱山ビジネスでのポイント。コストをかけないのは、港での穀物の搬入のところでも、話していました。
中国やインドといった新興国の欲しいものを、的確にスピーディーに売るのが、商社の仕事。
丸紅は、近江商人からはじまっていて、「売り手良し」、「買い手良し」、「世間良し」の三法良しがもとになっています。売り買いを通じて、世間をよくしていくのが、商社なんですね。
いろんなことを幅広く取引できるのではなくて、自分の与えられたプロフェッショナルになることが商社では大事だと、社長も言っていました。
いわゆるカッコいい商社マンのイメージが強いので、こういうのを見て仕事の内容を知ってから入らないと、思っていたのと違うといって、辞めることになってしまうんだなと思いました。
こういう番組、学生さんにもっと見て欲しいですね。