みなさん

こんにちは!

 

なんと…

今年は、梅雨が早く来るみたいですね。

梅雨が早くきて、早く終わるのか?梅雨が長くなるのか?

こうゆうときは、夏が暑くなる様な感じですね。

 

さてさて、どのような夏になるのか…

どんな夏でも準備を忘れずに!!

 

 

健康チェックの仕方①心構えから

 

 

健康チェックの仕方②見る場所と見方として外見につづき

 

 

 

今日は、

健康チェックの仕方③として目を中心にお話していきます。

 

まずは「目」です。

 

「目は口ほどに物を言う」と言うのは本当です。

目の異常は、目自体の問題もありますが、体(免疫力、栄養状態、臓器など)の問題から

目に症状が現れることもあります。

 

 

まずは、

①見た目で輝いているか?みずみずしいか?

 健康な目は、山の中の澄んだ川のように奥まで綺麗に見えます。

 生きる力が目に出てくると言われていますが、その通りだと思います。

 高齢でも元気に過ごしていて、まだまだ先がある様に感じます。

 表面に傷や陥没がある場合、角膜炎の可能性もあります。

 みずみずしいと言っても涙目は、涙腺症などの可能性もあります。

 

②白目と黒目の境がしっかりとしていて茶色などの滲みがない。

 黒目に異常が出てくると(見た目で分からなくても)白目から黒目に向かって

 血管が出てくることがあります。(修復をするために血液を流し栄養を送ります。)

 その血管が残ってしまったり、シミになってしまったりすると

 目の健康が損なわれていく可能性があります。

 若い子ほど境目がしっかりしていて、滲みなどがありません。

 

③眼瞼部の状態がどうか?

 アイラインのあるわんちゃんねこちゃんは、例えば黒がしっかりとしているか?

 途中までしか黒いラインがないとか片目にしか黒いラインがない様な場合は

 日光に対してアレルギーなど起こす可能性もあります。

 炎症っぽくないか?毛が抜けていないか?しっとりしていないか?

 などを見ます。

 涙目で眼瞼部がしっとりしていると眼瞼部が段々と炎症っぽくなることがあります。

 

④目ヤニが出ていないか?

 通常は目ヤニなど出ませんが、風の中、散歩をした場合とか被毛などが

 入って目ヤニがえることがあります。この場合はあまり気にしなくても数日で良くなることもあります。

 頻繁に出る様な場合は、逆さまつげや感染症の可能性もあります。

 また、目ヤニなど、目から肝臓のヘルプサインを出していることもあります。

 目に問題があるのではなく肝臓に問題がある場合もあります。

 ちなみに腎臓のヘルプサインは、耳に出ることもありますよ。

 

⑤黒目や黒目の中が濁っていたり、もやもやしたりしていないか?

 黒目の中にはご存知の通りレンズがあります。いわゆる水晶体です。

 この水晶体が濁ってくると白内障と言われます。

 白内障は、不要になったタンパク質などが溜まったものと言われていますので

 目の働きを改善させたり、血液や栄養をしっかりと送ることで予防ができます。

 目の中は左右対称ですので、右目と左目の違い(形もそうですが色なども)がある場合は

 動物病院での診察をお勧めします。 

 

⑥全体が左右同じか?

 ⑤でも書きましたが、基本的に色や形、輝きやみずみずしさは左右対称です。

 左右対称ではない場合は、注意をしておきましょう。

 

 

 

ちょっとピンボケした写真もありますが…

 

目に輝きがありみずみずしい状態です。

ただし、この子は、幼齢性の白内障があります。

 

ちょっと小さくてごめんなさい。

子猫の目です。やはり輝きとみずみずしさがあります。

 

 

この子は12歳以上のプードルですが、やはり目に輝きがありみずみずしさがあります。

この子は、老齢性の白内障がありますが、手作り食にしたことでかなり薄くなって

白内障がわかりにくくなってきています。

 

 

目の輝きとみずみずしさがあり、黒目と白目がはっきりしています。

しかし、眼瞼部の被毛が抜けて黒くなっています。

黒くなっているのは、慢性の炎症がある状態かもしれません。

 

14歳の高齢犬です。

白内障と少し目が渇いている様に見えます。

また、眼瞼部や目頭の部分に脱毛があります。

高齢犬で免疫力や栄養が行き届いていないせいか

目ヤニが出やすく涙目になっているのかもしれません。

脱水状態もあり目が少し陥没した様な状態にも見えます。

 

こちらも高齢犬です。

みなさんにはどのように見えますか?

次回、こんな感じに見えますというのを書かせていただきますので

ちょっと考えてみてください。

 

少ない例ですが

こんな感じで目を見ていく様にします。

「見る」ではなくあなたの目でしっかりと「観る」ようにしてみてください。

 

目がある。ではなく

あなたの大切なわんちゃんねこちゃんのために

眼瞼、まつげ、目の表面、目の中、白黒目の中、白黒目のふち部分など

しっかりと観る様にしてみてくださいね。

 

そして、問題がなければ

それが、あなたのわんちゃんねこちゃんの標準、基準となります。

この、基準、標準からの変化が早くわかればわかるほど

早期発見、早期治療に繋がります。

 

多くの方が気付くのは「あれ?、目が白くなってきた?」かと思います。

 

たまたま目を見て、あれ?こんな感じだったっけ?

なんてことにならないようにしていきましょう!!

 

ちょっと注意点

観てください!!と書かせていただいていますが

無理に観るのではストレスや観られること、健康チェックをされることに対して

マイナスの感情となってしまいます。

 

くれぐれも無理はせず。

必要に応じて、触られる練習や健康チェックの仕方を学んでから行うのも

良いと思います。