この国が嫌いです。
今日の話は、駐在の奥さんの話。
面談とメールカウンセリングで対応しました。
元々海外などに住みたいとは思ってもいなかったのに、
ご主人の駐在が決まり、小さなお子さん（幼稚園）を一緒に
その国に来て、もう1年以上が過ぎていました。
カウンセリングが始まると、
早々に話し始めたのが、
「この国が大嫌いです」
「この国の人が嫌いです」
「気候は大嫌いです」
「食べ物も嫌いだし、好きな事が１つもありません」
と おっしゃっていました。
その国で暮らす事が苦痛でしょうがないけれど、
周りの駐在仲間との関係もあり、
自分と子供だけが帰国してしまうのには
抵抗があります。
けれど、駐在員の 奥様同士では仲良しも居て、
それなりに 習い事をしたり、
普通に生活はされていますが、
心の中は、1日も早く 日本に帰りたい、、と 言うもの。。。
私自身、その国に住んでいた訳ではないので、
ひたすら 彼女のお話をお聞きしました。
そして 話を進める内に
次に 彼女の好きな事を質問しました。
駐在仲間の仲良しの人とお茶をしたりは、
好きな時間な様でした。
その内、日本での話をして行きましたが、
そこで 彼女、ハッと 気が付きました。
「私、、日本でもそんなに楽しみが無かった。。」 と。
そこからは、その国の話より、
彼女の過去の話や 色々な思いの話が中心になりました。
そして 数年後に本帰国になり、
日本から メールが届きました。
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美子様
その節は本当にお世話になりました。
自分でも 思いも寄らない方向に行って、
あの時は自分でもビックリしてしまいました。
（中略）
今は 笑って話せますが、
あの時は、本当に日々憂鬱で 毎日起きるのが
嫌だったのを覚えています。
でも あの事が無かったら、
あの時、美子さんと色々お話していなかったら、
日本に戻ってからも同じだったと思います。
本当に当時、○○（その国）にいらしてくださって、
お会い出来て、お話が出来て
本当にラッキーだったと 感謝しています。
今は ○○（その国）での生活も良い思い出ですし、
今は あの国も好き、、と 言えます。
そして何より 日本での生活がとても楽しく
過ごせています。
○○（お子さんの名前）も元気で小学校に通っています。
本当に色々ありがとうございました。
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簡単に 書いていますが、
心の中には色々な事が渦巻いていたんですね。。。
海外に出たからこそ、見えた部分なのかもしれません。
今は元気で 楽しく生活されて居る様です。
その住んで居る国が好きではない、、と
おっしゃる方も沢山いらっしゃいますが、
人それぞれ内容は違うものです。
悩みが１つでも そこに辿り着くには
いくつもの道があるのです。
もし 日本に帰りたくてしょうがない、、と
今 思われている方、
毎日 辛くて、寂しくて、、と
おっしゃる方、
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いつも ありがとうございます。
海外生活カウンセラー
美子 フィッシャー