ある夜勤での出来ことです。

利用者さんが胸の苦しみを訴えて、ナースコールを押されました。

日中には見られないような状況であり、苦しみ方にも不安を感じるものがあるので、看護師への連絡をしました。

結果的にその方は何事もなく、無事に夜を過ごすことが出来たのですが、その時の対応に一つ問題がありました。


基本的に、急変時は職員二人以上での対応ということになっているのですが、後輩がこんなことを言いました。

「この方の持病はなんですか?」

私は、後輩を連れ出して叱りました。

「利用者さんの前で、持病は聞かない!」

その後輩は一生懸命であり、利用者さんのことをよく考えてくれているので、すぐに理解をしてくれました。


そうです、今苦しんでいる方の不安をあおるようなことを言ってはならないのです。


身体的な苦しみもありますが、医療的な技術力のない私たちに出来ることは、利用者さんの不安を取り除くこと・心に寄り添うことなのです。

正直、私も不安でした。


でも、平然とした振りをしてその利用者さんに接していました。

その「演技」がうまくいったのか、その晩は良く寝てくれていましたので、安心しました。

頑張ってくれた後輩にも、感謝しております。