前回、検査の値の一つとして総ビリルビンの話をしました。そこで一つ思ったことがあるんです。

自分は特に問題なく健康だと思っているのに、ふとしたことで、ひょっとして病気なのかな?と思うことはありませんか?別に、腹痛とか、頭痛とか、そういうことではなく、本当にちょっとした変化があったとしても、何か体に悪いことが起きているんじゃないかと思うことはよくあるのではないでしょうか。

病気によっては初期症状が軽微だったり、ほとんどでなかったりするものはよくあります。でも、何らかの変化があったりもするんですよね。気づかないとそのまま通り過ぎてしまう程度の小さいものが多いんですが。

でも、別にことさら警告するわけでもなくて、知っていた方が有益かな、と思うこともあるので、いくつかお知らせしようとは思います。気にしすぎるのも逆によくないですからね。

その中の一つとして、おしっこの色が濃い、ということがあります。おしっこは、普段薄い透明な黄色をしているはずなのですが、これが急にオレンジ色になったり、濃い黄色になったりすることはないですか?

先ほどのビリルビンは、ここに関わっています。色が変わる場合、大きく3つのことが考えられます。

一つは、脱水症状の場合。脱水、というほどでもなくてもそうなるときはよくあると思うのですが、水分をあまり摂取していない状況でおしっこをした場合、色が濃くなることがあります。これは、もちろん水分をちゃんと摂取することで改善します。適度に水分がないと、体にとっては負担が大きいので、お疾呼の色が変わるような状況になったときには、しっかりと水分をとりましょう。

その次に、尿の中にビリルビンなどが溶け出している場合です。これが一番問題で、この場合、肝臓に何らかの障害が出ていることが考えられます。ひどくなると黄疸が出るといったことにもなりますので、この場合は早めに検査を受けましょう。内科でできます。

最後は、ビタミンB2が溶け出している場合です。これはどういうときに多いかというと、栄養ドリンクやサプリメントを摂取したときによくあるのではないでしょうか。これは、体に不必要な分が外に出たということなので、問題ありません。

尿に変化が出ても、体に自覚症状がないことはよくあることです。ただ、ビリルビンが溶け出していた、ということは、後に大きな疾患につながることもありますから、軽微な変化にも目を向けてみてはいかがでしょうか。