急に | chocolate dropのブログ

chocolate dropのブログ

『わたし』の『物語』です






⭐️I Love World⭐️



⭐️I Love Me⭐️





今まで出会ってくれた、全ての人たちと

『わたし』へ♡



⭐️thank you letter⭐️





ありがとう






まだ私が小学生のころ

近所に、小さな平屋に住む

3人家族がいました。


私は男の子の遊びが好きで

学校から帰ると、男子と山に登ったり

秘密基地を作りに行ったり

作った秘密基地で過ごしたり

たまに女の子の家に行っては

お人形さん遊びに、グッタリしたり 笑

そうやって過ごしていたのだけど、


ある日私は

そのうちの自分より年下の子と仲良くなり

その子のお家に、遊びに行くようになりました。


今の言葉で言えば、ミニマリスト。

その子のお家は、とても不思議な空間に見えました。


物がごちゃついてなく、とてもシンプル。

とても、静か。

その子のお母さんが出してくれたオヤツは

牛乳と、小皿に乗った3本の細長いアメ。


そのどれもが新鮮で

私は、その子のお家に行くのが楽しみになりました。


少し慣れてきて、いつもは小さなリビングの

椅子に座って過ごしていましたが


その時初めて、家の中を歩いて回りました。


あまりハッキリ思い出せないんだけれど

家族の人が居なかったのかな。

だから、私はその子の家の中を案内してもらったのかな。


籐でできた、つるしてあるユラユラ揺れる椅子。

その揺れる椅子を見つけた時、またすごく不思議な気持ちになり

この椅子は誰が座るの?

と、尋ねたら

お父さんがそこで本を読んでる

と、答えてくれて

また、とても不思議な気持ちになりました。


お父さんがこんな椅子に座るんだ、って。


私は、居心地が良いその家に

毎週行っていたのかも知れません。

もしかしたら、学校帰りにも寄っていたのかも。

5回くらいしか、行った覚えはないんだけど


子どもだから気づかなかった。


急に、そのお家が引っ越しすることになりました。


1度だけ、その子のお父さんが休みで家に居る時に

揺れる椅子で本を読んでいる前を

通った。


その子のお父さんは、何も言わずに立ち上がり

奥の部屋へと、行ってしまった。


あの時の、変な気持ち。


今考えたら

その子の家は、ミニマリスト。

家族以外の余計なものが

要らなかったのかも、知れない。



私がその空間に、入ってしまったのかも知れない。



それが、お父さんはイヤだったのかな。

それで、引っ越しをしてしまったのかも知れない。


急に、そう思った時のことを

思い出した。





まぁ、ただそれだけなんだけど ニコニコ