よくCMで出てくる過払い金返還って何でしょうか?「弁護士や司法書士に相談すると借金が返ってくる!」ここ数年そんな切り口でTV・ラジオでCMが流れています。これってどういう事でしょう?
簡単に言うと以前と法律や解釈が変更されたという事です。複数の法律の隙間を縫って設定されていた「みなし弁済」が認められなくなり、貸金業法が設定されたからなのです。「みなし弁済」というのはグレーゾーン金利とも言われていた部分で「法律で認められない可能性がある金利だけど、顧客がそれでも良いって言うから認めます。」とういう事なんです。このグレーゾーン金利がクレジットカード会社(キャッシング)や消費者金融会社の大きな収入源になっていたのです。
判例ではこのグレーゾーン金利について個別の案件として適用されないという解釈はあったようで、各ノンバンクは裁判所で争う際は、グレーゾーン金利から法律で適正と考えられている金利に引き直しをして計算してきました。しかし平成18年1月13日最高裁で下された判決では「みなし弁済」事態をほぼ否定するという解釈がされました。それによって法律の隙間を整理し「貸金業法」が制定。それを前後して各ノンバンクが上限金利を引き下げていきました。
この「みなし弁済をしていた分は実は払わなくて良かったので、今から取り返しませんか?」というのが”過払い金返還”という事なのです。実際には個人でもできるのですが、ある程度の知識は必要である為、弁護士や司法書士に依頼する事になります。大体借金を返済終了してから約10年が期限であると解釈されています。もし2000年代にカード会社や消費者金融からお金を借りた事がある人は一度弁護士や司法書士に相談してみると良いと思います。その際には当時利用したクレジットカード、消費者金融の会社名を調べておくことをおススメします!