映画館で観たやつ。
 
「希望の国」・・・園子温の原発映画。前半はしょぼい。中盤から園子温らしい異常な描写が増えてゆく。初期作品にも似た言葉の力を感じさせる演出。ストーリーは全体的にダメだが、後半の数シーンは観てよかった。
 
 
自宅で観たやつ。
 
「脱出」・・・名作。"自然を守ろう"とか言ってる場合じゃない恐怖が能天気な都会人を襲う。これは怖い。
 
「オールウェイズ」・・・スピルバーグの恋愛SF映画。「ゴースト」と「トップガン」を足して煮詰めたようにも見える。映像は凄い。内容はそこそこ。
 
「インソムニア」・・・クリストファー・ノーランのメジャー大作。映像レベルの高さはこの頃から健在。アル・パチーノもそこそこはまり役だった。佳作。
 
「鉄男 THE BULLET MAN」・・・塚本晋也のカルト作の全世界向け再始動版。映画というよりサウンドビジュアル作品。パンクでサイバーな雰囲気は良い。話は別に。
 
「ブラックブック」・・・ポール・ヴァーホーヴェンが祖国オランダ資本で撮った戦争大作映画。この人のキャリアから考えると凄く真面目な内容。しかしハリウッドでの経験が良い方向に作用したエンタメ重視のストーリー展開でもある。良作。
 
「アポロ13」・・・実際に無重力状態で撮ったシーンが凄い。CGは今見るとしょぼい。ハリウッド的な派手な映像はこの際切って、もっと理系趣味に走ってくれれば大傑作だった。
 
「トラブル・イン・マインド」・・・ファンタジー気味のハードボイルド映画。男共が皆女々しいw 雰囲気を楽しむ映画か。
 
 
・・・ということで8本。
劇場で観たいのがあんまり無かった。
 
「希望の国」はプログラムピクチャー気味だが、後半盛り返して良かった。
園子温はやっぱ凄い。
 
自宅ベストは「脱出」。
すべてのシーンが名画の風格を感じさせる。
エコな都会人にリアルな"山の生活"を見せつける、かなり怖い内容。
 
では。