女性の職業の中で、年収が多いイメージがあるのは、やはり看護師ではないだろうか。看護婦から看護師に呼び名が変わって、男性の看護師も増えてきてはいるようだが、まだ9割以上が女性の職業なので、あえて女性の職業という言い方をした。
看護師の年収が多いのは、仕事内容を見ると誰でも納得するとは思うのだが、肉体的にも精神的にも過酷な仕事内容だと言えるからだ。夜勤を含んだ勤務体系の場合、昼夜逆転してしまい、生活バランスがおかしくなり、肉体的にかなりの負担がかかるし、責任が重くのしかかる仕事なので精神的にもかなり疲れるだろう。
看護師は年収が高く、安定しているが、実は伸び率が低いという特徴がある。看護師は、もちろん初任給から高収入だ。しかし、他の職種と比べてみると、それからの給料が上がりにくいのだ。
医療に携わる他の職種、例えば、理学療法士や薬剤師などと比べると一目瞭然だが、転職などの中途採用者に至っては、これまでのスキルや経験などが考慮されず、たとえ前の病院で5年勤めていたとしても、転職先の給料は新人時代と変わらなかったりするようだ。
看護師の年収が上がりにくい原因として挙げられるのは、看護師は昇格や昇任のチャンスが少ないからだといえるだろう。 一般的に、昇格や昇任=昇給というイメージなので、年収アップに昇格や昇任は欠かせない。しかし、看護師の場合は部署の人数が多いため、それに対しての役職ポストの数が少なく、それにより昇格や昇任のチャンスが少ないといえるだろう。
また、昇格や昇任できたとしても、昇給の幅が狭いのも特徴としてあげられる。年収が多いというイメージの看護師だが、仕事内容と年収が見合っているかという点では、見直しも必要なのかもしれない。
女性が多く勤務することで知られる診療機関では、子育てや介護をしながらの勤務を余儀なくされているという実態も明らかになってきている。高齢化社会の進行に伴い、病院やクリニック、診療所などが果たす役割は以前にも増して大きくなってきているのだ。
当然ながら、診療機関で勤務をすることになる医師や看護師、薬剤師などには大きな期待が寄せられることになる。一般的な企業での勤務と比較した場合に、ハードとされる医療現場における医療従事者の確保が重要であることはいうまでもないといえるだろう。
そんな中、多くの人材を確保したいとして、健康保険や厚生年金、失業保険などの各種保険を充実させようという動きも顕著になっている。福利厚生の充実を、職員の確保につなげようという診療機関の目論見といえるのかもしれない。他にも、社宅や社員寮の完備などを進めるケースもあるなど、福利厚生面の充実ぶりをアピールする診療機関が取り上げられる機会も多くなってきている。意気揚々と医療現場に就職を果たすものの、現場の仕事のつらさを理由に退職の決意をする看護師が後を絶たないことが、現場責任者にとっての最大の苦悩になっているのだ。
子育てや介護をしながら、毎日の看護師としての業務に励む女性も実に多い。福利厚生面の充実を図る他にも、育児手当や介護手当の拡充や有給休暇などの取得のしやすさなどの取り組みもクローズアップされるようになってきている。~http://fukurikosei.com~
