ロシアの侵攻から8日目をむかえました。今、この瞬間も恐怖におびえ、不便を強いられた生活を送ることを余儀なくされているウクライナの方を想うと胸が痛みます。

 

なぜこんな戦争が始まったのか、1年以上前から準備していたはずだという報道もありますが、最後の最後プーチンの背中をおしたのは何だったのか。閉塞性、コミュニケーションの遮断もしくは欠如が大きな一因であると私は思います。クリミア併合以後のG8からG7への体制逆戻り、コロナ等々プーチンが直接話す人は極めて限られた人数のようで、そういう環境のなかでは思想も思い込みもあらゆることが極端な方向に向かってしまうんでしょうか。ある方が書いていましたが「結果的に平行線に終わってしまったコミュニケーションにも意味がある」というのはその通りだと思います。周りに意見を求める、人の話を聞く、バランスをとるよう自ら強く意識する。

 

ロシア警察はこのままデモ参加者を拘束しつづけるのでしょうか。「我々の戦争の相手は一部の政治家と指導者だ、一般のロシアの人々のなかには我々によくしてくれている人もたくさんいる」というゼレンスキー大統領の言葉通り、ロシア国民も大きな被害者でインフレ、物不足にとどまらずヨーロッパ、それにアメリカが追随するかたちでおこなわれている制裁の結果彼らの生活は今後どうなっていくんでしょうか。ウクライナの方を想うのは当然ですが、日本に住むロシアの方々の家族を想う時のやるせなさはどう表現され、心のなかでどう折り合いをつけているのでしょうか。

 

少しでも早くこの戦争を終わらせるために、寄付の他にも何ができるかを真剣に考え、行動していくことが必要ですね。