休日noジュエリー。その3。 | カラットオブカラーズの宝石・幸せの色と香り。

休日noジュエリー。その3。

ノーチェックだった
「メディチ家の至宝」。

この哀しげな、もの問いたげな表情で
愛されながらも17歳でこの世を去った薄幸の王女。。
初代トスカーナ大公の長女マリア。

今年は日伊友好150周年とのこと、
まだまだ、魅力的なお出かけができそうです。

でもこのとき、
メディチ家よりも
「オートクチュール展」で頭が一杯で走る人

それよりもワクワクしたのが
3時間待ちの東京都美術館「若冲展」。

一ヶ月かぎりの、この世の楽園。ってコピーが鋭く。
ささりました。

その日。
夕方5時ごろ並び、入館が8時。
鑑賞時間が30分少々、
気取って履いてきた
ハイヒールも脱ぎ捨て、中央の柱によりかかり、
鑑賞ルーペで舐めるように見ていた瞬間、
「これ以上観ていたら、とりつかれてしまうような」気が。

夜9時を回っても、門扉には
まだまだ、
諦めきれない人々の列を目にした時、

やっぱり、
若冲の「毒」というか「麻薬」に
酔った同胞と、300年ぶりに
再会したかのような、
不思議な思いに囚われた夜でした。

若冲201605

次回は、

米国宝石学会卒業の同窓生、通称GG(Graduated Gemologistの略、ジージー)
の友人達と待ち合わせて行く私的な、ミニイベント
「勝手にオートクチュール展鑑賞会」。レポートです。

もう、終わっている展示ばかりで、申し訳ないあせる

一緒に行けなかったあなたと、
思い出を共有(強要?)できたら嬉しいです。

本日もありがとうございます。