本日は月曜日。

私はクリスチャンなので日曜日は安息日(っていってもキリスト教徒以外は??でしょうが、つまり週に一日は安息日としてハードな仕事は(遊びもですよ)せず神のことを思いながらゆっくり休む日)なので基本的に掃除や洗濯はしないので、2日分の洗濯物と家中の掃除、しかも息子が休暇中で家にいるので朝からぐったりするほど疲れる一日を過ごしましたです。


さて、昨日は日曜日。今日が月曜日なので当たり前です。

ちょっと当たり前じゃなかったのは・・・・実は・・・・・結婚記念日でしたーー!!!!

前日の夜に旦那が「明日は結婚記念日だし」といっているのを聞いて「え?ああ、ほんとだねーー」などとすっかりのん気に忘れていた私。っていうか、毎年、この記念日に力をいれたことがないのですよ。

そもそもは、うちは居住許可の都合があって、結婚式の2ヶ月前くらいに弁護士事務所で入籍用のセレモニーみたいなのを証人と旦那ファミリーの立会いでしたので、私的には「どっちが結婚記念日か?」ってのは微妙だったりします。

旦那の中では結婚式の日が結婚記念日ってことに決まっているらしく、そういえば去年のこの日も「今日が結婚記念日だね」とかいっていたような気がします。

私は女にしては記念日とかそういうのは割りとどっちでもいいタイプの人ですが、旦那は結構ロマンチストでこういうの豪華には絶対しないけれどはずしません。

というわけで、日曜日に重なった今年の結婚記念日は、前夜に旦那が「お昼は外で食べよう」といってくれました。旦那は息子を実家に預けて二人で行きたかったみたいだけど、夏休みで友達と普段ほど遊べないせいかこのところ旦那の休みにはひっついて離れない息子の現状を考えると・・・・・・無理ですね、もちろん。

コブつきで外食かあ・・・・・・ご飯を作らなくて良いのは嬉しいけど、5歳児づれだと外食って楽しむよりストレスがたまるほうが多いんだよなあ、はあ・・・・・・、といったところ旦那に名案が浮かびました!!

旦那「例のイタリアンレストランへ行こう!!!そこなら、息子にハムとチーズのピザを買ってやれば一人でさくさくと文句を言わずに食べてくれるに違いない!!!」

名案です!!!でかした旦那!!あのレストランを思い出すなんて!!!

そのレストランはコスタリカ人と結婚したイタリア人の旦那がシェフで、この辺りの外食の基準を微妙に超えちょっとお高いのだけど、アメリカンピザやパスタが主流なコスタリカ、しかも田舎町オロティーナではありえない本格、本物イタリア料理をだすのです。

しかし、悲しいかな、ちょっとお高いので2年前に一度いったきり二度と足を運ぶ機会がなかったのでした。問題ははっきりいってちょっとだけ高い値段だけ(っていってもよその3割り増しくらいですが)。

店の雰囲気は高級ってかんじでなくトラットリアって感じで、この辺りのレストランと同じなので幼児連れでも問題なし。なので、外食で私がお金払ってまで食べたいものが全くないこの地域では、外食するたびに「本当ならあそこに行きたいんだよねえ・・・」と心ひそかにおもっていた憧れのお店だったりしました。

しかし、今回は旦那が行こうというのだから、もちろん金があるんでしょう、やったーー!!というわけで結婚記念日のメインイベントが決まりました!


さて、日曜日当日。

普通、日曜日の朝は旦那と息子が朝焼きたてのパンを買ってきて、これとハムとチーズ、みたいな感じなのだけれど本日は旦那が教会の礼拝の開会の言葉を言う当番。

教会の礼拝のいろいろな係りに当たった人たちは、この日の朝は断食(昼までですよ)して礼拝開始よりかなり早めに集合し、皆でお祈りをして礼拝に望みます。

というわけで、旦那は朝食抜き。パンも買わないので私と息子は焼き立てじゃない普通の食パンにアボガドを塗ったものとバナナを朝食に。そして旦那は1時間早く車で家をでました。

旦那は「俺を車で送っていって、後から君と息子は車でいけばよい」などといつも言うのだけど、送っていって戻って準備をしてまた出かけるより、旦那に一人で車で行ってもらって私たちはいつもより10分早く家からでて歩いていくほうが時間的に余裕があるのですねえ。

というわけで、私と息子は徒歩で教会まで。

ちなみに、旦那が歩き、という選択肢はナシです。

礼拝の係りのときは正装、というかスーツのズボンに長袖のワイシャツにネクタイで行くのが決まりなので、暑いオロティーナで汗かきの旦那にそんなことをさせたら、たった10分でも教会に着く頃にはせっかくの服もヨレヨレです。


というわけで、10分早くは無理だけど、いつもより少し早めに家を出た私と息子は、元気一杯オロティーナの中心街に歩いて向かいました。

時間は9時ごろ。普段も息子と行くときは徒歩が多いのだけど、日曜日のこの時間に歩くって言うのはめったにありません。町の景色がちょっと違って見えました。

オロティーナの日曜日の朝は、日本の日曜の朝とは違います!!

朝9時ぐらいの中心街は多くの人で活気に溢れています。日本だと朝9時だと静かな週末の朝って感じなのですが、ここは違いますよー。

教会へ向かう人、パン屋にパンを買いに来る人、日曜日はしまっている店も多いのだけど、午前中だけ開けるお店もあったりします、なので慌ててそういう店に買い物に行く人で「朝から元気だねー」というぐらいにぎやかです。そういう人に混じって歩くのは結構気分がいいものです。暑いオロティーナでも9時くらいだとまだ気持ち涼しいのもなかなか良いです。

教会は多くの人が通うカトリック教会(原則、各町に一つです)のミサが9時に始まります、我が家の通う教会も9時、他にも小さいくせにオロティーナの中心街には約10のプロテスタント教会があり、大体9-10時の間に始まります。教会に行くために小奇麗な服を着て歩いていく人達、パン屋に行くのにまだ寝巻きの子供をつれて歩くお父ちゃん達etc.。皆の動きが早く溌剌としているのも新鮮

でいい感じ。平日の昼間は、商店が多いので人が多いけれど、暑さでうつろな顔でだらだら歩きながら用事をすませる人を多く見かけるのとは格段の違いです。


息子も暑くないので元気一杯話しながら(っていうか話しっぱなしで止まらない・・・しゃべりすぎですよ)歩きました。こういうのたまにはいいなあ。

時間ギリギリだったけど、丁度旦那が開会の言葉を話し始めるのを聞きながら中に入り、なんとか旦那が話すのが見れました。

ところで、うちの教会(大抵の教会がそうだと思うが)開会してから遅れてくる人も結構います。というか礼拝が終わるときは開始したときの倍ぐらい人がいるってかんじでしょうか、かなり時間にルーズです。

うちも、10分くらいまでの遅刻は時々あったりします・・・・・・。前回、旦那が当番だったときは実は息子をせかすのに失敗し遅刻して彼が話しているのをほとんど見れなかったので、今回は旦那から「出来るだけ遅刻するなよ」とコメントつきだったのでした。


そして、礼拝の後は、さすがにネクタイとワイシャツで食事になど行きたくない旦那が着替えるのに家により、そこからいよいよ例のイタリアレストランに!!!

オロティーナ中心部から高速道路沿いにJACOやPUTAARENASの海方面に10分ほど行った辺りにそのお店「

CIRO」はありました。問題は反対車線にあるってこと・・・・・・・・・。

実はサンホセーカルデーラ間のの高速道路が整備されたときに、その中間に位置するオロティーナは以前から使っていた幹線道路をそこに取り込まれてしまい、その辺り簡単にUターンできなくなってしまったのです。

COYORALの地方道へ抜けて交差して向こう側にいける橋があったはず・・・・・・幸い、100mほど行くと橋が見え、無事に向こう側へ抜け、反対車線に乗れました。

その不便さのせいなのかなんなのか、店は他に客ナシでした。もっとも家族の集う日曜日に外食する人はこの辺り多くはないのだけど、前回着たときよりなんか・・・・廃れた感じがする????壁も一部ペンキがはがれたままだけど・・・・・・・。

そして席に着くと渡されたメニューはなんと「ピザだけ???!!!」

しかも、大きさは一種類のみ。ってことは息子用の小さいピザがない????

ちょっと面食らう私たち。何しろ前回来たのは多分2年?くらい前。この辺り、よその国料理なんてメニュー見ても良くわからないものは頼まない人が普通だから、注文が唯一あるピザ屋に鞍替えしたのだろうか???

それでも、旦那がピザしかないのかと聞くと、隣の机で赤ん坊をあやしていたのを中断しメニューを持ってきたおばちゃんが「もちろんありますよ!!」と笑顔で答え、ホワイトボードを指差した。

うーーん、スパゲティとリングイーネとカルパッチョ・・・・・・・・・・。しかも、値段は相変わらず良いお値段です。

カルパッチョで10000コロンって!!!タ、高いーーー!!!!

前回食べたフェットチーネが忘れられない私が、それでもめげずに「他のパスタはないの?」と聞くと、おばちゃんは「ラビオリも自家製のがあるわよ!」とまたしも笑顔ではきはきいい、しかも「ゴルゴンゾーラのソースとトマトソースがあるのよ」と続けるではないか。 

「ら、ラビオリ!!!!!」しかもゴルゴンゾーラ!!!!!この6年間のオロティーナ生活で一度もお目にかかったことのない単語ですよ。ラビオリと聞いて俄然元気を取り戻した私、「ラビオリがいい!!」と旦那に宣言する。おばちゃんは「ソースはどうする?」といってゴルゴンゾーラは白いソースですごくおいしいと解説をはじめる。

私の世代の日本人ならゴルゴンゾーラのソースと聞いてそれ以上細かい説明を欲しがるのはこだわりのある通だけだと思うが、この辺りだとそれだけじゃ「どんなのか想像すら出来ませーーん」という人が多いんであろう。

旦那とシェアするのを考えるとゴルゴンゾーラのほうがよさそうな気はしたが、私にはちと重め。おりしも、いつもは息子も食べられそうなメニューを敢えて選ぶ私に「今日は気にせず食べたいものをを頼んで」と旦那に言ってもらっていた私。なので、遠慮なくさっぱり目のトマトソースをチョイスしました。

旦那は、そもそも普通のこの辺りの田舎のコスタリカ人、なのでラビオリどころかリングイーネもカルパッチョもなんだかさっぱりわかりませんーーーーーん、という感じ。カルパッチョはホワイトボードにタコか肉か魚でフォカッチャ付とかかれている。でも1万コロンですよ!!カルパッチョって前菜、できれいでおいしいけど、チョロっとした量でくると思い込んでいた私。旦那の胃袋じゃ足りないでしょ、しかも前菜にこの値段・・・・・・。

でも海鮮好きの旦那は「タコ」に惹かれたらしく、おばちゃんにどんなものなのか質問攻めにした後にこれを選びました。

旦那がおばちゃんに息子用のハムとチーズだけのシンプルな小さなピザをお願いできないか聞いたところ、これも快く了承してくれました。

とりあえず、この6年間食べたことのないラビオリを注文できたのでこの時点でかなり満足な私。

待ちながら旦那が息子に「見てごらん!!」という先をみると旦那さんと思われるおじちゃんがピザの生地を空中に投げて伸ばしてるのなんかを見て、入ったときの気分もどこへやら、気分も段々盛り上がってきましたよー!!!

後は食べ物を待つだけです。心配事は1万コロンのカルパッチョ・・・・・・。小さかったら旦那ショックだろうなあ・・・・・。

でも、心配無用でした!!!

やってきたカルパッチョはなんと直径40cmはありそうな大皿いっぱいにまるでふぐ刺しのようにキレイに円を描くように並べられたタコたち・・・・ああ、美しい。しかも、フォカッチャって、えーーーー!!!

多分、この店の唯一の大きさのピザと同じ大きさでこんがり焼き色がつきローズマリーの葉が散らされた巨大なものでした。

う、うまそう・・・・・・。そう、この店のピザはオロティーナではありえないことに「レンガで造られた本格的な釜焼き!」なのです。

このパリッと香ばしいフォカッチャの一切れにタコのカルパッチョを乗せて食べると・・・・・・「絶品!!!」でした。

今度は肉のカルパッチョを試してみたいですっ。(いつになるんだろう・・・・・・)

自家製のラビオリも中身はりコッタチーズとほうれん草そしてトマトソースの王道の組み合わせ。

これにとうがらし入りのオリーブオイルをタラッと落としていただきました。

言葉がありません・・・・・・・・。

日本でもここまでうまい本格イタリアンを食べたことは無かったかも。っていうか、コスタリカでこのレベルの本格的なイタリア料理は、この店の倍以上お値段を取る高級ホテルや高級住宅街ESCAZにでもいかないとないであろう。

ちなみに息子のピザは具がシンプルなのもあって日本のイタリア料理屋の薄焼きの本格ピザと同じ感じでした。

もっともこれだってコスタリカでお目にかかったのは前回ここに来た時以来だけど。

あまりにおなかがすいていて来た料理があまりにおいしそうだったので、写真撮り忘れてしまいました。

すみません。


というわけで、高速道路ならサンホセからでも1時間弱でこれてしまうオロティーナ。

もしコスタリカで本格イタリアンを食べたいという方はご一報ください。詳しい場所を教えますね。

とにかくとにかく、いつもとちょっと違うおいしくって幸せな日曜日でした。


聖書から(ヤコブの手紙 / 3章 18節)

義の実は、平和を実現する人たちによって、平和のうちに蒔かれるのです。


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