瞑想や呼吸法で静かな状態が続くと

反対に心をざわつかせるものに敏感になる。

 

これまでは、

心が波立つ状況をなるべく避ける

という選択をとっていたのだけど、

それは一時しのぎというか

感情に蓋をするだけのような感覚で

むしろ世界に対する分離感が増していた。

 

レスター・レヴェンソンは、

人に対する否定的な思いを愛に変えることから始めた。

そして次に、変えたい気持ちを手放した。

He realized that the cause of his ulcers was that he had wanted to change everything, starting with his nearest and dearest and extending out to the rest of the world, including the United States, other countries, government heads, the weather, endings of the movies he had seen, the way businesses were run, taxes, the army, the President; there was nothing he could think of that he had not wanted to change in one way or another.

彼の潰瘍の原因は

国や政治や天気や税金といった

現象そのものにあったのではなく、

それらを変えたいと思っていたからだった。

 

相手を変えようとするのではなく

手放すのは内面、自分のエゴ。

 

私が正しくて向こうが間違っている!

と主張してくるエゴの声には従わずに

(正しいかどうかは一旦脇に置いて)

「変えなくてもいい…かも?」

「そのままでいい…かも?」と

少しずつ視点をずらしていく。

 

すると、幸せな感覚が戻ってくる。

相手に寄りそう思考すら生まれてくる。

エゴを手放すと自己の広がりが増す。