10年という節目を繰り返して | き ゃ ら め る 屋

10年という節目を繰り返して


ふと色々思い返してみた。

本当に10年というのは
人生の切り替わるタイミング
なのだなぁと。

そんな節目をもう
6回もこえてきたな。

0歳から10歳
少しずらして12歳までは
両親から生まれ
子どもとしての時期

ある意味、この時期は
すごく過酷な時期だったな
股関節脱臼で生まれ
ギブスをつけた赤ちゃん時代

その後、両親離婚。
親権問題で長い長い裁判もあり
妹と私は父方の祖母宅に
引き取られる

学校ではいじめられっ子の日々
子どもなのに毎日めまいで
眠れなくて悩まされていた日々
よく自分、生きていたなと想う程
毎日毎日ツラかった

友だちもなくて
誰も信じられる存在もなくて
妹の存在がとても大きかった

この時期に、私の性格の
基盤が固まったのかなぁ

10歳から19歳(13歳から19歳)
クラブ活動(陸上競技)で
苦手克服に挑んだり
男の子を好きになったりもしたし
好きなアーティストの
コンサートに行ったり
今で言う推し活みたいなことを
楽しんだりもした

でも全部ひとりで楽しんだ
友だちはいなかった

会社勤めも1年間だけど経験し
初めてのアルバイトでは
彼と出会い3年の交際ののち結婚
いわゆる青春時代という感じ。

自分の時間を自由に
満喫出来た時期だったな

でもこの頃、父はギャンブルや
借金の保証人になって
人の借金を背負うことになり
祖母の家に差し押さえが来たり
アルバイトして頂いたお給料も
祖母に頼まれて父の支払いに
あてられていたり
なので早く結婚して
家を出たかった

20歳から29歳
2匹の捨て猫と彼と暮らし
じっくり彼と向き合う10年
喧嘩に明け暮れた新婚時代
それでも最強の2人になれると
なぜか信じて止まなかったな

昼は事務職、夜はウエイトレスと
数ヶ月間1日の休みもなく働いて
27歳で、ひとり娘を授かった

この10年で
妊娠含め体重は最高20キロ増
そのせいもあり膝のお皿が
21歳、24歳、26歳と3度も外れ
20代はギブスと松葉杖の日々

30歳から39歳
妻として、母として奮闘した時期
旦那さんと娘に依存していた日々

家族さえいればと思っていた
ある日、そんな自分が不安になり
何かしなければと思い始め
パソコンを始め、車の免許をとり
社会復帰でパートにも出始め
外の世界に目を向けるようになる

インターネットの世界に
どっぷり浸り実生活よりも
多くの時間を割き
画面の向こうにたくさんの
人との出会い、つながりを持つ

40歳から49歳
自立ということを考え始めた時期
生まれて初めてセミナーに
行きたいと旦那さんにお願いして
学びを始めたことで
大切なお師匠さまにつき
視野を広げられた10年

きゃらめると、名乗り始めたのも
この時期で、ブログを書いたり
マウスで絵を描き始めたのも
この期間

50歳から59歳
多分私の人生で一番華やかな時期
まさかの個展をひらいたり
たくさんの人と画面じゃなく
実際に出会い
自分が愛されているということを
初めて噛み締めることが出来た

娘が結婚し、孫が2人もでき
ばぁばになった!

今まで祖母に育てられ
姉妹ふたりだったし
ひとり娘と、女性の中で
生きてきた私でしたが
お婿さんや、男の子の孫2人
男の子の可愛らしさや弱さも
知ることになった

人工股関節の手術を受けられたのも
コロナがまだ無かった時期で
本当に良かった。
さらに、体重は増え続けたけど(笑)

で、いま60歳
また岐路に立っていて
昨年までの10年とは
違うなぁと感じながらの
半年が過ぎ、ここから
どんな10年になるのかなぁと
思いながらの振り返りでした。

50代に存分に噛み締めた
愛されているというコトに
浮かれ過ぎた10年を経て
あの日々はウソか幻だったのか?
今は静寂の日々のなか

しあわせだったなって
たくさんの人たちに
感謝があふれてくる

新たな10年のはじまり
また私なりにがんばっていこう