あんまり自分と似たタイプのベーシストには出会いませんが。
カズオちゃんは、唯一と言っていいくらい、不思議な、同志な気持ちになるベーシストでした。
途中から、あなたはギタリストになったりしたけれど、
私はあなたのベースが好きでした。
その昔、カズオちゃんに「音づくりって、どうやってる?」と聞かれた私。
「ん~よくわかんないんだよね。」と答えると、
「俺も~。」
と、
あの圧倒的目力な、キラキラ笑顔で。
どんなに充実した人生でも、死を間近にしたら、「もっと生きたかった」と思うものだと思う。
カズオちゃんもそうだったと思う。
けど、今までの人生には、後悔はなかったんじゃないかと思うのです。
なぜか、そう思うのです。
カズオちゃん、私は私のベースを弾くね。
今まで辛かったぶん、ゆっくりゆったりしてね。
今晩は、カズオちゃんと乾杯する気分で、ワイン缶を飲みました。
あー、でも、カズオちゃん、お酒飲めたんだっけ?
またいつか。
ありがとう。