松井冬子展～世界中の子と友達になれる～

横浜美術館で開催中の「松井冬子展～世界中の子と友達になれる～」を鑑賞。

今日が年内最終日、どうにか行けてよかった…！

画集や映像で何度も何度も観てきた絵だったけど、やっぱり直に見る絵というのは、その絵を完成させるまでの画家の息遣い、筆遣いを感じさせ、魂が吹き込まれた、それ自身意志を持った生き物のような気がする凄いものでした。

冬子さんの絵は女性であることの、女性であるが故の苦しみを絵で以て代弁してくれているような（そうありたいというコメントもありました）、どうだ世の男性たち、あなたたちにはこれが直視できるか？できないでしょう？という叫びを感じることにより、普段内に籠められた怒りや苦しみ悲しみ、一種の社会的抑圧からその絵を観る一瞬だけ解放されるような気がします。

彼女の絵には情念が籠められていると、本当にそう思う。