深夜にぼんやり思うこと、一日を断片的に振り返る。


今日はブランチで、こじゃれたカフェで景色そっちのけでサラダを食べ過ぎたり、その重みを今今までも引きずっていたり。


昨日テレビで川上さんをみて、今度こそやっぱりあの人のことが好きと確信して納得して、今日は早速本屋で新しく出た文庫を買った。


なんだろう、するすると入ってきて、川上さんの文章を読んでいると、私も、そのまま、飾らずにそのまま思い浮かんだことを書いてみていいのだという気がしてくる。だから今日はこんな文章。


昼間にはこれまた久しぶりの新宿で、久しぶりにカラオケに行き、大学生らしき人たちをたくさん見て、ちょっと羨ましい気持ちにもなり。


友達が久しぶりに歌った曲、流れたPVが懐かしくて、あまりにも懐かしくて愛しかったりした。


それから別の友達の新居へお邪魔しにゆく。


散々の遅刻で急いだら、久しぶりに履いたヒールのせいで足が痛い。


部屋には住む人の人柄がよく出る。


出窓にクッション、アンティークの机にトランク、初めてなのに初めてじゃないこの感じ。


なんだか妙にまったりしてしまって、三人揃って眠くなる。


費用のこと、煩雑さ、不動産会社とのやりとりなど面倒すぎるあれこれ抜きに考えて、心機一転、引っ越して、今ある家具も全部とっぱらってもう一度部屋作りがしたくなる。


それからファミレスで散々笑って、私の高笑いはなんだかとても醜くて、ケタケタ、笑う自分の声に興ざめして、無理くりあがった口角も、必死に下がる目尻ももう限界と言っているのに、それでも私はまだ無様に笑い続けて、


ほんとに楽しい半分、そんな自分をすっと遠くから醒めてみているの半分、まだまだ本気の笑顔にはほど遠い。


一人で歩く帰り道、小学校の脇の影、すっと自分が闇に溶けていく感覚がして、このまま溶けていってしまいたいと思う。


春の夜は不思議、この道は何処までも続いていて、私もどこまでも歩いてゆけそうな気がする。